The Witch/魔女

The Witch/魔女

The Witch/魔女のレビュー・評価・感想

The Witch/魔女
10

美少女の独壇場

韓国女優キム・ダミの主演作で、彼女の魅せる圧倒的な演技が観客を世界に惹き込む。
内容は人工的に作られた実験体達のバイオレンスアクション。最初から魔女(能力者)の様に圧倒的に力の差を見せつけるのではなく、狙った獲物を確実に罠に嵌め仕留めるまで普通の高校生のフリをする過程が見れるので、自分も一緒に覚醒したかのような感覚に陥るのが1番のオススメポイントである。
少女のネタばらしまでに時間をかけるので敵も観客さえも油断するが、その少女は戦闘になると瞬き無し、ほぼ無表情で息さえも切らす事がない。それが周りとの差を物語っていた。つまりいい意味で期待を裏切られる作品である。

とにかく少女は「演技」が最も優れた才能だと思う。覚醒は最初からしていたというのを、少女以外の全てに長時間悟らせないのは、演技をする人間ですら難しいことだと思うからだ。また彼女は幼少期に研究施設から逃げ出し、牧場を経営する優しい夫婦に愛され10年育てられて来たが、その夫婦でさえ彼女の違和感にはなかなか気づかなかった程である。
「敵を欺くには味方から」という言葉が似合う子である。ラスト30分からのどんでん返しが素晴らしい作品だ。

The Witch/魔女
7

アクションが凄い韓国映画でした

SFというか、人間の力を超える凄い内容の映画でした。最初は普通の人かと思われた記憶喪失の少女。自分は何者かわかってなかったが、ヤクザや暴力団が少女を追って周りの人が殺されてしまう。少女は少しずつ自分が強いことを思い出し、闘い続けるというストーリー。
殺し方が残酷で流血シーンも多く、超能力のような不思議な力の描写があり、凄いアクションに引き込まれました。少女が凄まじい闘い方ができたのは、ある薬の力によるものでした。どんなことも出来る強い人間を造り上げるというこの薬が。もし現実にあったらどうなるでしょうか?凄く大きな話題になる事件が起こると思います。もし、私が主人公だったら、こんな凶暴に殺したり殴ったりは絶対に出来ません。

最後は誰が生き残るかというハラハラの展開や、完成度の高いアクションシーンにワクワクドキドキするかと思います。少女はこの映画に出てくる悪い若者たちを残酷な方法で殺すので、心臓が弱い人はオススメできませんが、逆に残酷な殺しや暴力的なアクションを好む人はハマる作品だと思います。

The Witch/魔女
6

ラストのキム・ダミさんのアクションは見もの!

今回紹介する映画は「The Witch/魔女」です。本作のヒロイン、ジャユンは特別な能力を持つ子どもたちが集められた施設で幼少期を過ごしますが、ある時期に施設を脱走します。

そして、脱走後に体力が尽きて倒れていた当時8歳のジャユンは、ある酪農家の夫婦に拾われて、その時に初めて"ジャユン"という名前を付けてもらい、育てられます。

10年後、家の家計が苦しくなったことから優勝賞金5億ウォン(日本円で5221万1132円。※2022/11/05時点)のオーディション番組に出演したジャユンでしたが、オーデション中に「何か特技はないか?」と聞かれた時に両親から他人には見せてはいけないと言われていたある特技を披露してしまい、謎の集団から追われるようになります。

ジャユンが脱走した施設は"会社"と呼ばれていて、遺伝子操作により凶暴な性格、驚異的な身体能力と頭脳、そして念動力を与えられた人造人間を研究施設でした。

ジャユンは研究されていた人造人間では「第二世代」と呼ばれており、その中でも"完全形"と呼ばれるほど優秀でした。

そんなジャユンがオーデションで念動力を見せた事で全国区で注目を浴びる事となり、ジャユンを生きたまま施設に戻したい、"会社"のトップである科学者、ドクター・ペクとジャユンの能力を危険視して殺そうと企む「第一世代」の人造人間、ミスター・チェ率いる部隊との三つ巴の戦いに発展していきます…。

ジャユンと演じたキム・ダミさんは他の作品でも活躍されていますし、ドクター・ペク側のリーダーを演じたチェ・ウシクさんはキム・ダミさんとの共演作で話題にもなりましたね。

ラストの戦いのスピード感は見ものですし、シリーズの2作目も韓国では公開されているようですね。