へうげもの

へうげもの

『へうげもの』とは、山田芳裕による日本の漫画作品、およびそれを原作としたアニメーション作品である。タイトルの「へうげもの」は「ひょうきん者」や「おどけたことを言う人」といった意味である。
『モーニング』にて2005年から2017年まで隔号連載。単行本は全25巻。第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第14回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞作。
主人公は茶の湯と物欲に魂を奪われた戦国武将の古田織部。そんな織部が、織田信長に壮大な世界性を、茶聖と称される千利休に深遠な精神性を学びながら、戦国時代から江戸時代という時代に翻弄されつつ「数奇」の世界を生き抜く姿を描いた物語。
作者独特の豪快でコミカルな人物描写、そして戦国時代に花開いた文化面の綿密な時代考証によって「文化系桃山漫画」「世界初の本格的歴史長編ギャグ漫画」と称されている。ただし、作中に登場する茶器などの名物にまつわるエピソードは虚実ない交ぜである。
NHK BSプレミアムにて2011年から2012年にかけてテレビアニメが全39話放送された。

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