屍鬼

屍鬼(しき)とは、1998年新潮社出版(単行本:全2巻)小野不由美のサスペンスホラー小説を原作とし、藤崎竜が作画を担当したコミカライズ作品。2008年1月から2011年7月まで集英社出版の月刊漫画雑誌『ジャンプスクエア』にて連載された。原作は単行本2冊合わせて1000ページを越える長編作品。第52回日本推理作家協会賞長編部門候補作品だったことや、コミックス累計110万部を突破したことから原作小説・漫画共に人気のある作品だといえる。舞台は山に囲まれ隔離された人口わずか1300人で土葬の風習が残る「外場村(そとばむら)」。物語は村で猛暑が続く夏、村の過疎集落「山入(やまいり)地区」で住民3人の腐敗した死体が見つかる。当初事件性はないとされたが、その出来事を境に村では怪奇事件と立て続けに不審死が起こる。コミックス化の際、原作者の小野不由美の「原作をなぞるのみにしない」という条件があった為、漫画はストーリーや一部登場人物の扱いが原作と異なっている。

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