ドラゴンボール超 スーパーヒーロー

ドラゴンボール超 スーパーヒーローのレビュー・評価・感想

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ドラゴンボール超 スーパーヒーロー
10

改めてピッコロと孫悟飯の強い師弟関係を再確認できた

今回のスーパーヒーローはピッコロと悟飯がメインであるという事を断言します。
今回の映画では主人公である悟空とベジータが戦っている間、ビルス達がそれを肴にアイスを食べ始め、
ビルスが放り投げたアイスの蓋がウイスの杖に乗っかり、ブルマの救援に気付かなかったからです。
なので、最初から最後までピッコロがメインであり、途中から悟飯が加わり、
最後まで主人公である孫悟空が一切関わらなかったというドラゴンボール至上初めての主役交代な話だったといえます。

気になる内容ですが、数十年前に壊滅したレッドリボン軍総帥レッドには息子のマゼンタがおり、彼がレッドリボン復活を目論み始めたのがストーリーの始まりです。
壊滅したレッドリボン軍の亡き総帥レッドの息子、マゼンタは仲間にしたドクターゲロの孫で科学者でもあるドクターヘドに人造人間ガンマ一号と二号を開発させ、
マゼンタはヒーローマニアであるヘドを焚きつかせる為に、地球支配を目論んでいるブルマとその一味を正義の味方として倒させようとしました。
その後、ガンマ二号の襲来から身を守ったピッコロは復活するレッドリボン軍を前に、逆に倒そうと考え行動します。
この間、映画では孫悟飯よりもピッコロが非常に目立っていたドラゴンボールでも非常に珍しい展開になっています。
そして、ピッコロは機転を効かせ、パンを誘拐すると見せかけて、悟飯をレッドリボン軍本部へ来るように仕向けました。
その後は、ガンマ二号対ピッコロ、ガンマ一号対孫悟飯という二手に分かれ、
ピッコロは事前にドラゴンボールで潜在能力を開放させたオレンジピッコロへと変身し、ガンマ二号を一撃で倒します。
そして、ガンマ一号とヘドの誤解が解けていき、元々、ブルマを悪者に仕立て上げ、
ガンマ一号とガンマ二号にブルマ達を始末させようとしたのがバレてしまいます。
その後、マゼンタはヘドがもう一つ開発していたが、乗り気ではなかったセルマックスを起動させようとします。
セルマックスは死んだセルの細胞から造られた人造人間ですが、パワーが桁違いに強すぎて、コントロールが出来ない未完成の状態でした。
しかし、マゼンタの死の間際、最期の最後でセルを起動させてしまうのです。
セルマックスの力は、孫悟空やベジータに差し迫るもので、オレンジピッコロやアルティメット悟飯でも敵わない相手でした。
しかし、こうなることを見越して、セルマックスの弱点に頭頂部が弱いという弱点をヘドが手を加えていたのが分かり、セルマックスの頭頂部にドンドン攻撃が加わります。
そして、映画最終盤、必死の抵抗を試みるオレンジピッコロが倒れた瞬間、孫御飯が覚醒し、新たな形態孫御飯ビーストへ変身します。
変身から倒すまで圧倒的な強さを見せた孫御飯ビーストは止めに、ピッコロの技、魔貫光殺砲で勝利を収めるのでした。
という風に、今回の映画はピッコロの主人公ブリと悟飯のピッコロを慕う思いがストレートに現れた映画だといえました。