異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。

異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。のレビュー・評価・感想

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異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。
7

公爵令嬢に転生した「ネマ」の動物愛に溢れた物語

過労死で亡くなろうとしていた女性が、死ぬ直前に神様に会いました。神様から「寿命は変えられないけれど、私の手伝いをしてくれたら、死に方を変えてあげる」と言われた女性は、どんな手伝いなのか聞きました。
神様は、「自分の世界に転生し、人類を滅ぼすかどうか判断してほしい」と言いました。断ろうとした女性に神様が「転生してくれたら、特別な力をあげる」と言い、どんな力がいいか女性に聞きました。女性が「動物をもふもふなでなでする力がほしい」と言うと、神様は「人間以外に愛される力」を与え、彼女を転生させました。

女性はみんなに「ネマ」と呼ばれていた、ガシェ王国公爵家次女のネフェルティマ・オスフェに転生し、「魔物」と呼ばれている動物に囲まれて魔法がある世界を楽しむ物語です。
ファンタジーな生き物や動物がたくさん出てくるところが見所です。

この作品は、イケメンの人間に変身して「ネマ」の護衛を行うゴブリンや色とりどりのスライムのほか、エルフやドラゴンも出てくるファンタジックな世界観の作品です。
地球の豆柴やダルメシアン、イノシシ、巨大蜘蛛、ウサギなどをガシェ王国では「魔物」と呼んでおり、みんなに怖がられています。しかし前世の記憶がある「ネマ」は次々に触っていくのです。
動物やファンタジー生物に触れる描写はとてもリアルで、触ってみたくなる気持ちがわかります。

謎の集団に迫害され、いじめられる正体不明の動物たちを守る場所を作るなど、展開が進むにつれ溢れてくる「ネマ」の動物愛がすてきです。とても仲がよい「ネマ」の家族の絵を見ていると、幸せな気持ちになれます。
動物愛に溢れ、公爵令嬢らしくない自分勝手な行動をする「ネマ」を、とても優秀な使用人たちが注意します。そんなよいコンビの「ネマ」と使用人たちの姿も見所です。

異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。
8

子供に勧められて読んでみた

原作も少し読み始めています。子供がたくさん漫画など持っているので、たまたま勧められて読んでみたらはまりました。
過労で亡くなった主人公が死後の世界を決めるときに異世界に行く方向と、そのまま亡くなっていく方向と決めることができたので異世界に行くことにし、
その時にもともと動物が好きで、なでなでしていると満たされるため、色々な動物と心を通い合わすことができる能力を持ちます。
まだ体は小さい子供ですが頭がよく、能力を生かしていきます。絵自体も違和感なく読めるのがいいです。
娘は原作本を買うときも絵の相性にもこだわりがあります。とりあえず家にある8巻までは読み進みました。
今までは割と安易に事が進んでいたような感じでしたが、話がどんどん進んできて性善説というかそういう考えだけでは進まず、
会社組織の話みたいなので利益を上げなければならないところが現実的な感じがします。
今の時代になぜ異世界とかの漫画がたくさんあるのか、読んでいてそういう時代になってきているからではないかと考えます。
かわいらしいだけではなく、ドロドロではないけれどやはり理想的な部分が多いところが好きです。
これからどういう展開になって行くのか読んでいきたいですし、また原作も合わせて読んでみたいです。