3年A組 ―今から皆さんは、人質です― / 3A

3年A組 ―今から皆さんは、人質です― / 3A

『3年A組ー今から皆さんは、人質ですー』とは、日本テレビ系で2019年に放送された日本のテレビドラマ。半年前に起きた女子生徒・景山澪奈の自殺の真相を明らかにするため、美術教師の柊一颯が生徒たちを人質に取った立てこもり事件を起こす、異色の学園ドラマである。主演は菅田将暉。生徒役には永野芽郁や今田美桜、森七菜などが出演している。『電車男』や『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』などのヒットドラマを生み出した武藤将吾が脚本を手掛ける。

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「私たちの持つ責任」

菅田将暉演じる、高校教師が担当する3年A組。事件は、卒業式10日前に起こる。
生徒たちを監禁した、教師の不可解にも思われる行動の真意はいかに。卒業間近の生徒たちに何を伝えたいのか。最後の最後まで、目の離せない、学園ドラマになっている。
先生の行動の、根源はある生徒の自殺。生徒たちはその自殺に少なからず関わっていることはわかっているが皆、見て見ぬふりをしていた。スマートフォンが発達した現代、高校生という若い世代においても情報発信という行為は容易になっている。しかし、その発信に責任感を持ち行動している人はどれだけいるのだろうか。これから社会の出る高校3年生の生徒たちに対して、体を張った先生の行動は本当に悪なのか。今、目に見える・耳に入る情報は真実なのか。情報量の多い時代だからこそ、考えさせられるドラマとなっている。「自分の行動に責任を持つ」。言葉でいうのは簡単だ。しかし今一度自分の行動、発言を振り返ってみよう。そう思わせるメッセージが込められている。
このドラマを見終わったとき、今一度いままでの自分の行動を振り返ってみてほしい。何気ない発言や発信が人を傷つけ人の命を奪うこともある。このドラマからはきっと、真実を見る大切さを学べるはずだ。