ドント・ブリーズ2 / Don't Breathe 2

ドント・ブリーズ2 / Don't Breathe 2

『ドント・ブリーズ2』とは、2021年に公開されたアメリカのサイコスリラー映画。主人公は、スティーヴン・ラングが演じ、前作で脚本を担当したロド・サヤゲスが監督を務めた。物語は、主人公ノーマン・ノードストロームが火事の家から逃げ出した少女フェニックスを助け出すとこからはじまる。平和に暮らす2人だったが、ある日フェニックスの実の両親が彼女の心臓を狙って襲ってきた。ノーマンは自身の過去と向き合いながら、フェニックスを救うために戦う事になる。

ドント・ブリーズ2 / Don't Breathe 2のレビュー・評価・感想

ドント・ブリーズ2 / Don't Breathe 2
6

1作目を観てなくても大丈夫!

1作目も気になってたが観る機会が無く、2作目をたまたま観た。シリーズ物ではあるが、1作目を観ていなくてもストーリーにはあまり関係ないようである。
街から離れて、ローティーンの娘フェニックスと愛犬シャドーと人目を避けるように暮らす盲目の老人が主人公。元軍人で戦地に行き、人を殺めた事を悔やんでいるようだった。
娘は学校には行かせてもらっていない。父親から勉強や身を守る術を教えてもらっており、母親は火事で亡くなったと聞かされていた。
ある日、父親の許しを得てこの家に唯一出入りしている同じく元軍人のジョセフィンと街に出かけたフェニックス。帰り際に使用した公衆トイレで怪しい男と遭遇し、そこから物語が展開していく。
主人公が盲目とはいえ、「かつてはかなり腕の立つ軍人だった」という設定でとにかく強い。やられてもやられても立ち上がり、フェニックスを守ろうとする姿は、まるでターミーネーターのようだった。
フェニックスもそんな父親の英才教育からか、悪に怯む事なく毅然と立ち向かって行く。
最初は良いのだが、後半はいくら命を賭けとはいえ、それはさすがにやり過ぎではと思ったシーンがいくつかあるのが気になってしまった。
犬がシャドーの他にもう1頭出てくるのだが、なかなか良い仕事をしてくれていた。
全体的にある程度、先が読める展開なのだがそれがこの作品の魅力だろう。
続編を匂わせてるようなラストシーンも気になるところだ。

ドント・ブリーズ2 / Don't Breathe 2
8

最恐老人、再び

大人気作品の第二作目。前作で視聴者を恐怖させた盲目の老人が今回の主人公。

前作は、3人の若者が大金を隠し持ってると噂されている老人の家に侵入し強奪しようとするけど、可哀想になるくらい返り討ちに合う、といった話。

前作では、老人は化物じみた強さで、闖入者たちを追い詰めるけど、物語の後半で老人が結構ヤバいやつだと判明し、正直どちらの立場で映画を観ればいいのか、よく分からなくなった。

だが今回は、悪事に手を出しまくってる麻薬グループみたいなのが敵なので、老人を全力で応援できた。

物語の序盤で、前回決闘を繰り広げた老人の家が、悪党どもに襲撃され焼き討ちにあう。満身創痍の中、奪われた自分の娘を取り戻すため老人は敵のアジトに向かう、というのが今回の大まかなストーリー。

盲目なのに、しかも敵のアジトに侵入するとなったら地の利を活かせないけど大丈夫か、とか色々気になる所がありましたけど、何よりもまず、「おじいちゃん、娘いたの?」ってそこが一番の衝撃。

老人と娘のやり取り、犬に襲われるシーン等々、前作にはなかった要素がいっぱいありました。ただ前作がスリラー映画なので、今作のアクション多めの展開やハードボイルド感が増した老人には、前作ファンは戸惑うかもしれないです。
でも、今作もR15指定なので、老人の狂気を思う存分に味わえることは請け合いです。

ドント・ブリーズ2 / Don't Breathe 2
8

米国海軍特殊部隊の元隊員が少女をさらおうとする暴漢どもを叩きのめす快心の傑作『ドントブリーズ2』

『ドントブリーズ2』は2021年に公開された米国のホラースリラー映画で、監督はロド・サヤグスで、本作が監督デビュー作です。共同脚本はフェデ・アルバレス、2016年の第1作『ドントブリーズ』の監督です。この続編はアルバレス、サム・ライミ、ロバート・タパート。主演はスティーヴン・ラングで、ノーマン・ノードストローム・「盲人」役を演じています。助演はブレンデン・セクストンIIIとマデリン・グレイス。
第1作が批評家の評判が良く興行的な成功を収めたので、続編の企画は2016年の11月に出されて当時はアルバレスが映画の監督とされていましたが、2020年1月サヤグスがアルバレスの代わりに監督に就き、ラングが自分の役を取り戻しました。撮影は2020年の8月から10月までセルビアのベオグラードで行われました。
『ドントブリーズ2』は2021年8月に米国でソニーピクチャーリリーシングによって劇場公開されました。全世界での興行収入は1600万ドルで、批評家の評価をさまざまです。
批評集計サイト「ロッテントマト」の批評のコンセンサスには「スティーヴン・ラングは『ドント・ブリーズ2』でも存在感をスリリングに感じさせる存在であるのだが、この続編では主人公の性格が表現されるストーリーがネックになっている」とあります。

ドント・ブリーズ2 / Don't Breathe 2
9

盲人が襲いかかる、予想外のホラー映画

前作「ドント・ブリーズ」は、10代の少年少女が盲人宅の金品を奪う目的で男の家の侵入するも、その男の家で起こる予想外の展開に主人公ロッキーは必死に脱出を図ろうとするスリラー映画でした。
それから新たに公開される続編「ドント・ブリーズ2」では捕まったはずの盲人男ノーマンが釈放され、火事で行き場を失った少女を引き取り、山奥で生活しているという序盤です。
しかし、少女を誘拐しようとする犯罪グループに襲われ、ノーマンは再び彼らを恐怖のどん底に追い詰めていきます。
盲人男ノーマンが守ろうとする少女メレディーとの関係など本作にも期待が高まっています。
目の見えない老いた男が本当はすごかったという感想のスリラー作品です。
各動画配信サービスではすでに「ドント・ブリーズ」の一作目が公開されているので、本作を見る前に見ておくのもよし、2作目だけでも十分に楽しめる映画となっています。

第一作目が意外にも大好評だっただけに、低予算の製作費から予想以上の興行収入を獲得しています。
二作目では暗闇で製作された緊迫感ある展開で製作国アメリカ本土でも話題となっている映画です。
そして、ついに日本での劇場公開が決定し、夏におすすめしたい最新映画です。