転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます

転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます

『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』とは謙虚なサークルによって、2019年から「小説家になろう」にて連載しているライトノベル作品、および小説を原作とした漫画・アニメ作品である。魔術の研鑽に人生をかけるサルーム王国の一般人だったロイドは貴族の魔術により命を失うが、目を覚ますと王国の第七王子に転生。同時に規格外の魔力を授かった。こうして魔術の事しか頭にないロイドの、気ままに魔術を極める生活が始まった。ロイドの圧倒的な強さから巻き起こる意外なストーリー展開に注目が集まる人気作品。

転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めますのレビュー・評価・感想

転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます
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色っぽい… 転生少年の異次元級魔術チート漫画!

本作は、「小説家になろう」発の小説のコミカライズ版。2024年には満を持してアニメ化がされました。
魔術の異次元級の天才として転生した少年が主人公の爽快チート漫画なのですが、私のこの漫画のイチオシポイントは、「色っぽさ」です。

物語の舞台は、「家柄・才能・努力」で本人の魔術の強大さが決まってしまう異世界です。誰よりも魔術を愛し、貪欲に魔術の知識を求めていた1人の庶民の男。生まれつき家柄と魔術の才能に恵まれなかったがために、周囲から嘲られながら殺されてしまいます。この殺された男が国の第七王子、ロイド=ディ=サルームとして生まれ変わったところから、物語は始まります。

誰よりも魔術に没頭する魔術オタクが、王族になって超一流の「血」も「才」も手に入れてしまったのですから、ここから始まるのはあどけない転生少年のチート無双展開です!
ロイドが魔術への好奇心の赴くまま新しい魔術やその可能性をどんどん求めて行動する中で、結果として男女問わず様々な人がロイドに救われ、ロイドに惹かれて集まってくるというのが話の大筋です。

さて、この漫画はところどころに「色っぽさ」がにじみ出ています。敵の使う、初めて見る魔術に夢中になるロイドの恍惚の表情。他の誰にも到達できない魔術の高みに至ってしまっているロイドが、時折見せる物憂げな横顔。ロイドがその圧倒的な力を振るう際には、この色っぽさが、人知を超えた力への畏怖とともに読者を襲います。(第1話の最後には、ロイドの絶妙に色っぽい、ドキッとするサービスショットも見られます。この少年、なぜかとても少年に思えん…)

ロイドの従者の女メイド剣士シルファが、過去編の第96話(単行本11巻)で披露する、舞うような美しい剣捌きも必見です。

転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます
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こんなに内容も作画も美しく、泣けて笑えるマンガは他に無い!

身分(血)に応じて、魔術の能力に圧倒的な差が生じる世界。そんな世界のサルーム王国で生きている平民の主人公。
平民の為、平凡な魔術しか使えない主人公はある時、貴族に殺されてしまいます。
貴族の圧倒的な魔術に殺される最中、生粋の魔術バカの主人公は思います。
「なんて…なんて…素晴らしい!コレが全てに恵まれた貴族の魔術…!綺麗だ!願わくばもっと学びたかった…極めたかった…魔術を……」
そこで意識が途切れた主人公。

しかし、目を開けるとなんと主人公は、産まれたばかりのサルーム王国第七王子「ロイド」に転生していた!!?
家柄(血)、才能に恵まれたロイドの規格外な魔術生活が今始まる!

この作品はとにかく画力がハンパじゃないです。とにかく人物もモノ、背景もとにかく綺麗。
見ていて惚れ惚れする漫画です。
ストーリー自体もコメディあり、カッコよさあり、そして感動ありと全てが絶妙なバランスで構成されています。
主人公のロイド自身も圧倒的な権力、力(魔力)を持っていながらも、無双とかせずに、それを全て魔術を極める為に使っています。
そんな魔術馬鹿のロイドの前には、沢山の敵が立ちはだかります。しかし、圧倒的な力を持つロイドの前にはどんな強敵も全ては魔術の実験対象。
そんなロイドと仲間たちが繰り広げる最高の作品。ぜひ見て下さい!

転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます
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「面白い」「可愛い」「カッコイイ」「笑える」エンターテイメントの全てがここにある!話題のWebマンガに迫る!

ネット媒体が一般的に普及して、今やマンガは「端末で読む」と言っても過言ではありません。様々な配信サービスがしのぎを削る中、週刊誌の雄「マガジン」を発行している講談社も、独自のサービス「マガポケ」を展開しています。今回はその「マガポケ」の中でも、セールスランキング1位のタイトルを紹介させていただきます。
「マガジン」といえば、ここ最近でば「東京卍リベンジャーズ」がポスト鬼滅などと噂され、人気・話題ともに騒がれましたね。今回紹介するタイトルは、電子書籍のセールスとはいえ、その「東京卍リベンジャーズ」をも上回っています。ランキング1位なのですから当然ですよね。
それでは、その超話題作「転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます」の魅力を簡潔に紹介させていただきます。
まず第一に「面白い」(エンターテイメントの基本ですね)。
物語は主人公が生まれ変わる、いわゆる転生から始まります。今は異世界もの・転生ものが作品として溢れていますが、その他の作品よりこのタイトルが優れているのが、展開が早い、痛快である、不快要素が少ない、そして良い意味での読者を裏切るというポイントです。一番読後感を良くしているのは、痛快でかつ不快感が少ない点でしょうか。
主人公は研究に没頭するタイプであり、劣等感も持ち合わせておりません。そのキャラクターが、スピーディーな展開で痛快に問題を解決していきます。これはもう読んでいて気持ちいいの一言に尽きますね。
次は第二と第三の合わせ技「可愛い」そして「カッコイイ」。
前述の通り、物語は軽快な展開を重ねていきますが、その物語を彩るキャラクター達がまた良いのです。作画をしていらっしゃる石沢庸介先生の、丸みを重視した表現はキャラクター達を生き生きと「可愛く」描いています。「可愛い」といえば女性だけかと思われるでしょうが、主人公を少年然とした魅力的に(実際少年なのですが)、そしてイケメン男性キャラも母性本能をくすぐられるように「可愛く」描いています。そしてそんなキャラクター達のアクションが、これまた「カッコイイ」。マンガ家の作画の妙ですね。
アクションシーンは迫力があり、また週刊連載でありながらカラー表現を多用しています。異世界の、魔法が存在する世界観ですので、そのカラー表現が非常にマッチしています。ですから「カッコイイ」。
最後に「笑える」。
基本は問題が発生する→敵が脅威を見せる→スカッとやっつけるの展開がループしていますが、そのストーリーの流れがまた良いのです。問題の発生は「そう」感じさせぬ自然な展開で流れます。こう来るかー的な感想が出ます。
そして敵の脅威がまた凄い。基本ストーリーとしては、前回の敵より強いキャラクターを登場させますが、そのふり幅が想像を超えてきます。こんな敵どうやって倒すんだ?読者はそう思いますよね。そのラスボスを主人公がスカッとやっつける。他キャラクターにしてみれば、今までの苦労は何だったんだと思うでしょう。その落差が最早ギャグとして通用しています。より早く人気が出た「ワンパンマン」的な「笑い」とでも言いましょうか。
こちらがこのタイトル「転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます」で皆様に伝えたい魅力です。機会がありましたら、ぜひお試しください。おすすめです。

転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます
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魔術バカの気ままな王子ライフ

小説家になろうが原作の作品。
サムール王国の庶民だった主人公は同じ王国の第七王子に転生する。
王子として転生しチート級の魔力と才能を授かり不自由のない生活で魔術の研究に明け暮れる。
王宮の立ち入り禁止とされている金書庫に無断で侵入し魔人の封印を解いたり戦闘中自身にダメージがあると知りながら攻撃を受けたりと魔術に関しては自分が危険になると理解しながら危険に突っ込んでいくような魔術バカである。
この物語はそんな魔術バカである主人公が気ままに魔術を研究するそんな作品です。

この作品に注目するのはストーリーだけではなく魔術を利用するシーンで多く見られる美麗なカラーイラストも必見です。
マガジンポケットにて連載しているが無料アプリとしては珍しくカラーイラストが採用されています。
幾何学模様の魔法陣や強大な魔術を利用するシーンで多く使われマンガの枠を超えて芸術作品のように思えるカラーイラストは必見です。
細かく書かれている魔法陣や呪文束と言われる詠唱省略術式など細かく書かれていてこれを週刊連載で書いていることに驚きです。
しかしこのカラーイラストはコミック版では見ることができずアプリ版でのみ掲載しているのでまずは無料アプリから読むことを勧めます。

主人公が最強無双し美麗なカラーイラストで女性にも人気の作品。
無料アプリなので一度ダウンロードして読んでみてください!