名古屋が観音坂独歩推しの聖地になった神回
『ヒプノシスマイク』は武器が廃止され、特殊なマイクを使ったラップのクオリティで争いの決着をつける日本が舞台の、6チーム×3人=18人のラップをする男性キャラによるラップミュージック発祥の作品です。
このアニメの第2期は「突如暴徒と化したのに暴れるきっかけが思い出せない」など、急に攻撃的になった人々による事件が東都のあらゆる場所で起こる、物騒となった各登場人物たちの日常から始まります。
その原因が「TBH」と名乗る謎めいた人物による犯行とわかり、大阪と名古屋にいる仲間たちにも騒動の鎮静の協力を求めるべく、東都に住む4チームがそれぞれ向かいました。
今回は、名古屋へ向かった新宿のチーム「麻天狼」のメンバーであり、社畜の観音坂独歩の魅力をご紹介します。
・幼馴染の一二三からのお願いを仕方なく了承してからの飛びつかれるまで
独歩の幼馴染であり「麻天狼」のメンバーで同棲しているホストの伊弉冉一二三は、自分が働いているホストクラブの名古屋支部に出張していました。ですが名古屋店のホストメンバーとうまくいかずに、メンバーが店を飛び出してしまいます。しかも夜にはお客様からのシャンパンタワーの注文が入っているので、絶対に大勢で盛り上げないといけないのです。
有給で名古屋に旅行に来ていた独歩は、ホストクラブのお手伝いを一二三に頼まれます。自己肯定感が低く、派手なホストクラブで働くなんて無理だと思う独歩は一度は断ります。しかし一二三にお願いの眼差しを向けられ、ため息をついて「今回だけだからな」と了承します。
この時独歩の顔のアップが数秒間映りますが、真夏のラムネのような宝石級の瞳に釘づけになること間違いなしです。了承されて喜ぶ一二三に抱き着かれる際に、独歩は一二三を引き剝がしたくて一二三の肩に両手を置きますが、スタッフさんの独歩の指の書き方がとてもセクシーです。
・ぎこちない笑顔での名古屋観光
独歩が働く会社はブラック企業です。独歩が残業を押し付けられた合計時間が長すぎるので、労働組合の監査が入りました。問題のある会社だと社会的に評価されるのを避けようと考えた独歩の上司は、独歩に無理やり有休をとらせて、休みを満喫している写真を送ってこいと命じます。
しかしすることがない独歩は、一二三と「麻天狼」のリーダーである神宮司寂雷と名古屋で合流します。3人は独歩の写真撮影のため、名古屋を観光します。一二三が携帯のカメラで名古屋城やシャチホコの前でポースをとる独歩を撮影しますが、独歩はぎこちない固い笑顔でピースの指にも元気がありません。しかしそれが良いのです。なぜなら独歩は逞しさよりも、儚くて色っぽいのが売りなのです。
加えて推しが写真撮影をした、それだけで名古屋が独歩推しにとってサンクチュアリとなったのです。更に一二三のお手伝いが終わった後、一二三に向けたやわらかい笑顔は、ルーブル美術館に紛れて展示されていても一切不自然ではない美しさと愛おしさがあります。
・何故かセクシー路線な独歩のボーイ姿
名古屋観光を終えて夜が更けると、寂雷と池袋のチームと名古屋のチームが臨時のホストとなり、一二三と共にお客様を出迎えました。一二三は歌舞伎町のナンバーワンホストなうえに、臨時ホストのうち2人が人の話を聞くプロなので、接客はとてもうまくいっています。
独歩は何を手伝っているかというと、本日のメインであるシャンパンタワー用のグラスの山を運ぶボーイさんでした。ボーイ姿の独歩の登場はほぼ一瞬でしたが、彼の来ていた衣装は独歩ファンの脳裏に焼き付いて離れなかったでしょう。なぜなら目立つことが好きではない彼が絶対に自ら選ばない色っぽい恰好だったからです。
黒いスーツにグレーのシャツの中に着ているグリーンのインナーは、やけに首から大胸筋までがはだける作りになっていました。このボーイらしからぬけしからん衣装は一二三が選んだのか、店にもともと置いてあった余りものなのか。なんにせよ当時の独歩の衣装デザインを制作したスタッフの方には、感謝の合掌をせずにはいられません。