ペネロペ / うっかりペネロペ

ペネロペ / うっかりペネロペ

『うっかりペネロペ』は、フランスのゲオルグ・ハレンスレーベン、アン・グットマン夫妻作の絵本シリーズを原作にしたアニメ。日本では、NHK Eテレで放送されている。擬人化した動物を登場人物とした子供向け絵本で、日本では2005年に出版が開始された。
主人公のペネロペは、3歳の青色のコアラの女の子。青色のコアラというこの外見は、作者が男女振り分けにされにくい中性的なキャラクター設定を心掛けていたためである。彼女の性格はうっかりやさんで、彼女の愛らしいうっかりが本作ストーリの核となっている。その他、双子の弟のコアラ、パパ、ママと一緒に暮らし、祖父母もよく登場している。また、幼稚園に通うペネロペの様子も描かれ、犬の男の子のストンボリ、虎の男の子のアラジン、象の女の子のリリーローズ、白熊の女の子のセザリーヌなど動物をキャラクターにしている。アニメ作品で初登場し、原作絵本へ逆輸入されたキャラクターも存在する。

ペネロペ / うっかりペネロペのレビュー・評価・感想

ペネロペ / うっかりペネロペ
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ペネロペに癒されよう

うっかりでは済まされないと思われるペネロペの毎日に癒されます。毎日うっかり放題のペネロペを全く叱ることない寛大なママとパパ。これがいわゆる「叱らない子育て」なのだろうか、私にもその余裕がほしいと思わずにはいられません。たまに登場するおじいちゃんおばあちゃんも教育方針は同じようです。ペネロペを取り巻く幼稚園のお友達や先生は意外に冷静なキャラ設定で、そのコントラストも楽しめます。大人が見るとつっこみどころ満載ですが、子どもは純粋に楽しんで見ています。ちなみに、私は服を着ている時と着ていない時はどういう違いがあるのだろうかと考えてしまいます。
1話5分と短いので、子どもに見せる時に区切りがつけやすいのもありがたいです。市販されている絵本とアニメの内容が同じなので、小さなお子さんにも安心して見せることができます。改めて考えると、コアラが主役という斬新な設定ですが、オーストラリアではなくフランス生まれです。メスのコアラにしかないはずのお腹の袋がママやペネロペだけでなく、パパやおじいちゃんといった男性陣にもあるのもうっかりゆえにでしょうか。ペネロペがいい子路線過ぎて拒絶反応を示す子もいるそうですが、私は大好きです。