ホワイト・ライズ

ホワイト・ライズのレビュー・評価・感想

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ホワイト・ライズ
8

恋ってのは残酷

フランス映画のリメイクです。なんとなくフランス映画っぽいアンニュイな感じがあって、いいなあと思います。昔の忘れられない恋人、そんなものに振り回されて今の大切な人を大事にできないなんてと思いますが、そういうこともあるのかもしれません。リサの何がそうさせるのか、ちょっと知りたくなりました。前半は時系列がバラバラで、どういう話なのかわかりにくくなっているところもおもしろいなと思います。また、あのリサはリサか?みたいなミステリー的なところもあるのがいいです。彼女がリサのふりをした理由がなんとも切ないです。人の恋を邪魔して、みたいな意見もあるでしょうが、それが恋なのかななんて思えます。私もそういうことしないとは限らないから、彼女を責められない気もして、いろいろ考えさせられました。それに靴屋さんが結構キーで、靴で、リサ出ないことを確信というか、見せつけられるというのがよかったです。ああ、彼女じゃないってこういう形で思い知るんだなって、なんかぐっときました。もともとジョシュってなんかかわいくて好きだし、ダイアン・クルーガーもきれいでキャストもよかったです。すごく切なくて、おもろしい映画でした。おすすめです。

ホワイト・ライズ
8

ひどい登場人物

過去と現在が交錯するサスペンスラブストーリーです。結婚を目前に控えた男が昔の恋人を見かけて、みたいな話です。すれ違いで別れた恋人ってのもいるでしょう。でも、それに固執して、今の人と別れるとか、迷惑な話です。私はふられた方に同情します。なんなんだ、あの男はって感じです。女の方も女の方で、ひどい女です。友達からの伝言を伝えなかったり、彼のことを知るために彼の友達話と付き合ったり、よくそんなことできるなってかんじがします。ルークの気持ちを考えると、はあと叫びたくなります。というように、登場人物にあまり感情移入できない作品ですね。あまり入り込まない作品でした。でも、恋愛ってこういうものなのかもしれません。一応、恋は人を残酷にする的なテーマもあったみたいなので、それには合っている話です。携帯電話がある今、そんなことは起こらない気もしますが、昔は伝言が伝わらず離れ離れというカップルもいたのかもしれません。ジョシュ・ハートネットはかっこよく、ダイアン・クルーガーもきれいでした。そこは満足ですが、話の内容はあまりおすすめできるものではありませんでした。サスペンスとしては、いいのかもしれないです。あ、彼女と彼女は同じ人かとか、伏線回収できて楽しいかもでした。