トレイン・ミッション / The Commuter

トレイン・ミッション / The Commuterのレビュー・評価・感想

トレイン・ミッション / The Commuter
8

最後、乗客の対応に感動と笑いがおこります

毎日同じ電車に乗って通勤している保険会社に勤めているサラリーマンが、ある女性の乗客とのやり取りを境に、事件に巻き込まれていきます。
その女性からある依頼をされ、終着駅につくまでに間に、その依頼に応えられた場合には、報酬を渡すといわれます。
実は、このとき、主人公は、保険会社から解雇を言い渡さており、住宅ローンの残りや、息子の大学費用など、お金が必要な状況なのでした。
主人公は、ヒントしか与えられておらず、謎を解いていかないと解決できない依頼でしたが、
女性は主人公が元警察官であることを知っており、その頭脳があれば、簡単なはずだと言い残します。
葛藤しながらも、女性が用意した手付金を手にしたことにより、その依頼を引き受けざるを得ない主人公は、
その依頼を拒否しようとするたびに、様々な脅迫まがいのことをされ、引き返せない状況になります。
毎日載っている同じ電車の中には、顔見知りの乗客もいるのですが、徐々にみんなが怪しく見えてくるという状況。
電車内でのアクションシーンは、目を見張るものがあります。
裏切者は誰なのか、守らないといけない人は誰なのか。
最後は、感動と思いきや、クスっとさせられてしまうシーンが。

トレイン・ミッション / The Commuter
10

電車で起きるミステリーがとにかく面白かった

いつもマイケルが使用している通勤電車を使った、多国籍の人々を巻き込んだミステリーはとても面白かったです。いきなり相席したと思ったら、危険なミッションをさせられる展開にマイケル同様戸惑いました。しかも、相手は何故か自分がお金に困っていることや家族の事情を全て把握した上で、お人好しで正義感が強いマイケルに頼んできたというところにまた謎が深まりました。最初は単なる電車をジャックしようとしている組織からの脅迫かと思いきや、実際にミッションをこなすことにマイケルが拒んだり、ルールを破ったら、自分が電車で仲良くなった人が本当に死んでしまったり、疑っていた相手がFBIだと知らずに発信器をつけてしまったが故に殺し屋に殺されてしまったなんていう怖さもあって、ずっとドキドキハラハラしていました。だんだんとマイケルにも余裕がなくなってきて、ついには暴動を起こしてしまう時はこれからどうなってしまうのか不安になりましたが、狙われているプリントいう偽名を使った女性を最後まで守り抜いてくれたのには格好良かったし、事情を知った乗客たちが助けてくれたのには感動しました。しかも、親友だと思っていた警官が組織とグルだったなんて衝撃的な事実や、マイケルが警察官に復職して最後に犯人と対面するシーンが映画の最後に残されていて、本当に最初から最後までドキドキハラハラさせられて面白かったです。