ミス・ポター / Miss Potter

ミス・ポター / Miss Potterのレビュー・評価・感想

ミス・ポター / Miss Potter
8

なかなかドラマチックな人生

ピーター・ラビットの作者ミス・ポターの人生の話です。思ったよりドラマチックな人生だったんだなと思いました。結構いいとこのお嬢さんなのに、絵本の売り込みをし、その編集者さんと恋をしたり、その人との恋は悲しい結末を迎えたり、田舎に戻って幼なじみと結婚して、土地を守る運動をしてとすごい人だと思いました。見た目は結構ほんわかしているのに意志の強い人だと思いました。彼女が土地をまもってくれたおかげで、イギリスにあのような自然だらけのいい土地が残っているのだと思うと、素敵だと思います。ほんとうに自然や動物が好きな人だったという子が分かるエピソードです。恋愛の方も、編集者ユアン・マクレガーとの恋は、一緒に本を作る中で恋に落ちたというのが、本好きの恋として理想でしたし、幼なじみとの恋は、昔、やさしかったお兄さんとというのがいいです。こども時代の映像で、なんかかっこいいお兄さんだなと思っていた人がまた出てきて、ポターとひっついたので、おおーと思いました。彼はピーター・ラビットの絵に話しかけたり、ポターさんと気の合う人でそんな人と私も結婚したいと思いました。短めの映画ですが、盛り沢山の面白い映画だったと思いました。

ミス・ポター / Miss Potter
9

こうやって、できたんだ

ピーター・ラビットがこうやって誕生したんだってのがわかってよかったです。
女性が仕事なんてっていう時代に、本を出版社にもってったポターもすごいし、いい編集さんにあったなと思いました。
それに、、本の大きさとか、色合いとか、きちんとこだわってて、だから売れたんだなと思います。
昔、田舎で暮らしたときの風景やら、昔書いたスケッチやら、乳母から聞いた話やら、いろんな経験からできた物語だったんだなと思い、感動しました。
また、人間関係も編集担当の人と恋に落ちたり、その姉と友達になったり、本を通じて広がったように思います。
作者の恋は、悲しいものもありましたが、結局、子どもの時、結構歳も離れてるのに、構ってくれて、絵を褒めてくれた人と一緒になるというのがとてもロマンティックでよかったです。
やはり、幼馴染っていいものだなと感じました。
ポターさんは、絵本だけでなく、その舞台となった地域も守ろうと活動していて、すごいと思います。
それはお金がなきゃできないことなのですが、その金はその地域を舞台にして書いた本の売上げだし、一番素敵な還元の仕方だなと思います。
私は、ピーター・ラビットってそんなに読んだことはないのですが、読んでみようかなと思わせてくれる映画でした。