Tempalay / テンパレイ

Tempalay / テンパレイ

Tempalayとは、”テンパレイ”と読む、SPACE SHOWER MUSICに所属する、3人構成のロックバンド。有名曲に『革命前夜』『どうしよう』などがある。音楽番組『関ジャム』にて紹介され、全国的に周知されるきっかけとなった。番組内でもあったように、最先端の音楽で叶えられる世界観で、数々の音楽プロデューサーや作曲家たちを唸らせている。
人気番組『サ道』の主題歌に抜擢されるなど、ドラマにも曲が起用されている他、2021年にはV6に楽曲『わからないだらけ』を提供をしたことを報告している。2018年に3人体制となってから、作品としての評価が色濃くなっていったとされ、2019年にリリースしたアルバム『21世紀より愛を込めて』が大きな成果とされる。2024年には結成10周年を迎えた。日本での活動にとどまらず、アメリカの大型フェスに参加したり、中国、台湾、韓国にも活動の場を広げたり、ワールドワイドに活躍している。

Tempalay / テンパレイのレビュー・評価・感想

Tempalay / テンパレイ
9

話題のTempalayってどんなバンド?

「Tempalay」は日本の3人組ロックバンドである。
メンバー構成は、ギター&ボーカルの小原 綾斗(おはら りょうと)、ドラムのJohn Natsuki (じょん なつき)、
コーラス&シンセサイザーのAAAMYYY(えいみー)。
大半の楽曲は小原 綾斗が制作しており、日本語歌詞がメインではあるが、邦楽には少ない洋楽的な心地良さが印象的なイメージ。
ライブや音楽フェスで盛り上がる、いわゆる4つ打ちの楽曲ではないが、あくまで日本語歌詞であるにもかかわらずどこか洋楽チックなメロディーが中毒性を呼んでいるバンドである。
2014年に結成ながら、翌年2015年にはフジロックのステージに立つなど、特徴的なサウンドが音楽ファンの心を掴んでいると言えよう。
まだまだ世間的な認知度は低いが、大型フェスへの出演やドラマ主題歌への抜擢もあり、音楽業界での認知度は年々高まりつつある。
「そなちね」「革命前夜」「どうしよう」等の楽曲はかなりオススメであり、まずはYouTubeにアップされているミュージックビデオを視聴してみてほしい。
彼らの演奏スキルはさることながら、ビジュアル面や音楽性については、日本の音楽シーンでは唯一無二の存在であることが分かると思う。

Tempalay / テンパレイ
10

3人の音楽性を混ぜて1つにするとテンパレイになる

Tempalayは、日本の3人組ロックバンドです。先日、GAPとコラボが話題になったTempalay(テンパレイ)。
「from Japan2」のアルバムはおもちゃ箱を開けると、極彩色のライトが光るサイケデリックな世界が飛び出してくる。遊び心がふんだんに盛り込まれたTempalayの音楽がそこにはある。パンチの効くメロディに心地よいグルーヴ感と小原綾斗(Vo/Gt)のマイルドな歌声が合わさり、独特な世界観に引き込まれる。気取らない歌詞がフランクな言葉で歌われる。
小原の歌声は息遣いや、引っかかったりなどもナチュラルに録音されている。まるで目の前で歌ってくれてるかのような親しみを覚える。これがTempalayの音楽が身近に感じる要因である。自由に伸び伸びと音楽を鳴らす姿と、音源越しに人柄が見えるTempalayの音楽。全てのアルバムを聴くとTempalayの世界観がもっと世に伝わるだろう。
名曲は「革命前夜」。この曲をきっかけで好きになった人が多いのではないか?自分もその1人である。「ゴーストアルバム」4枚目のアルバム。
全ての音が違うジャンルのサウンドとリズムテンポで構成されていて、ぐちゃぐちゃなのに整頓されているイメージ。それが噛み合った時に美しい景色を見せてくれる。

Tempalay / テンパレイ
10

King Gnuの次にくる!

元々King Gnuが好きでYouTubeを漁っていたところ、Tempalayに出逢いました。
初めて聴いた曲は「そなちね」という曲です。その世界観やMVで、確実に好きなタイプだと確信。MVを手掛けているのはKing Gnuと同じで、鬼才常田が所属するPERIMETRON。歌詞を見る限り、20代の若者が社会に対する不安や、愛そのものや、未来のことについて、代弁してくれているような、共感できる歌詞。決してストレートな歌詞ではなく、悲しみ、悦びなどが表現されており、それが音で伝わってくる。
ボーカル小原の独特な歌唱力と、表現力は他人が真似できるものではない。King Gnuのボーカル井口も相当変わっている印象だが、小原も多分きっと変わっている。万人受けしない体質なのかもしれないがまだメディアではあまり取り上げられておらず、個々でのSNSの発信はしているものの、本質がまだ見れず、ベールに包まれている感じもまた良い。
King Gnuのチケットが全く取れなくなった今、まだTempalayは一般先行でも取れるレベルだが、いづれ取れなくなる不安があり、今年、来年までには必ずくるアーティストであることは間違いないです。