裏切りのサーカス

裏切りのサーカスのレビュー・評価・感想

New Review
裏切りのサーカス
7

イギリス俳優勢揃い

原作も難しい小説だと聞きます。映画もよく分からないところがありました。限られた時間で情報を見せなきゃいけないから、ちょっと一度に与えられる量が多いという感じでした。最初のカフェのシーンとか、何の話だろうと、頭がはてなで埋め尽くされました。ですが、おしゃれな感じでなんか見れてしまいます。出てくる人も渋くてたまらないです。やはりイギリス俳優には、なんか紳士的というか、アメリカ俳優とは違う魅力があります。主演のゲイリー・オールドマンは、昔はエキセントリックな役もしていましたが、この頃は渋い役をするようになって、この映画では渋さ全開って感じでした。黒縁メガネもいいですね。コリン・ファースはブリジットでの物静かな面白みのない男性の役しか知らなかったけど、ヘラヘラしている役も似合うなと思いました。ヘラヘラといってもスパイだし、エリートっぽい感じでしたが。他の2重スパイ候補たちも渋い男たちでした。誰が2重スパイでもおかしくない感じでした。ただ、やっぱり有名度の高い役者が2重スパイでしたね。それだと分かっちゃうよという気もしました。一度では分からないところが多いので、何度も見て、伏線を回収したいなと思いました。