十五才 学校IV

十五才 学校IV

『十五才 学校IV』(じゅうごさい がっこうフォー)とは、2000年11月11日に公開された日本映画。山田洋次監督による映画「学校」シリーズの第4作目であり、不登校の中学生がヒッチハイクの旅を通じて成長していく姿を描いた青春ロードムービーである。
不登校に悩む中学3年生の少年・大介が、両親に無断で鹿児島県の屋久島にある縄文杉を目指して旅に出るところから物語は始まる。道中でさまざまな事情や孤独を抱える人々と出会い、彼らとの交流や助け合いを通じて、大介は少しずつ心を開き成長していく。目的地の縄文杉にたどり着き、旅を終えて帰宅した少年が、親との葛藤を乗り越えて新たな一歩を踏み出す姿が描かれている。
過去のシリーズ作とは異なり、校舎内ではなく全国各地でのロケーション撮影を中心としたロードムービー形式が採られている点が特徴である。主演を金井勇太が務め、主題歌にはゆずの楽曲が起用された。第24回日本アカデミー賞優秀作品賞をはじめ、数々の映画賞を獲得し、思春期の葛藤と人間のぬくもりを温かい視線で描いた名作として高く評価された。

十五才 学校IVのレビュー・評価・感想

十五才 学校IV
8

とてもいいロードムービーでした。

学校がサブタイトルになっている通り、学校の話ではなくて、ロードムービーでした。
不登校の男の子が、ヒッチハイクで屋久島に行くという話です。
でも、学校シリーズの例に漏れず、いろんな人の話が詰め込まれていて面白かったです。
女性トラックドライバーの家に泊めてもらって、そこのひきこもりの長男と友情を深めるという話が特によかったです。
私も引きこもってた時期はありますが、ああいうときって家族とか昔の自分を知ってる人以外の人とのほうが話せたりするもんですよね。
久しぶりに人と触れ合って、登くんも楽しかったのでしょう。
なんか普通とは違う生活しているのに、そこに触れないし、ただジグソーパズルがうまいとか、時代劇のポスターがいっぱいとかそんなことにしか目がいかない大介くんは純粋だしいい子だなと思います。
ほんと、何で不登校になったのでしょう。
映画ではそこは詳しく描いてなかったけど、きっとなんでかなんてわからないものなのかもしれません。
その後の屋久島の話もよかったです。
鉄の息子に怒るところとか、ほんと泣けました。
鉄の息子もお父さんが嫌いとか迷惑に思ってるとかいうわけでもなくて、親子関係のことは息子だけが悪いわけでもないだろうし、あれなんですが、大介はやっぱ子どもなだけあって、ストレートに息子の言葉や態度に苛立ちを覚えたんでしょう。
あんなストレートに言われると、とても胸に響きます。
旅をして、ちよっと大人になった大介くん。
今後、継続的に学校に通えるようになるのかどうなのか、わからない、まだこれから続くよってところで映画は終わるのですが、そこがいいなと思いました。
結局、結末なんて最後の最後までわからないものなんだから、その前で切るほうが余韻があっていいです。