進化を続ける名古屋の至宝!「lynch.」の魅力
2004年に名古屋で結成された「lynch.」は、ボーカリスト:葉月、ギタリスト:玲央、悠介、ベーシスト:明徳、ドラマー:晁直の5人からなるバンドだ。
彼らの音楽の特徴は、名古屋のヴィジュアル系を彷彿とさせる暗さと妖艶さに、ラウドロックの激しくもキャッチーな曲調を兼ね備えている。
ラウドロックとヘヴィメタルのような激しい曲もあれば、幻想的なギタートーンをバックに奏でるバラード曲など、多種多様な楽曲が魅力的だ。
作詞と作曲は主にボーカリストの葉月が手掛け、幻想的な特徴のあるギタートーンは悠介の得意技だ。lynch.の多くの曲で聞くことができる。
1年の半分以上は日本全国でツアーライブを行ったこともあるバンドで、ライブに対する熱量はとてつもない。2020年のコロナ禍で営業不振に陥ってしまったライブハウスを救済するべく、シングルをリリースし製作費を除いた売り上げを全額分配して寄付するなど、彼らにとってライブやライブハウスがかけがえのない存在であると感じられるエピソードであった。
2011年のメジャーデビュー後、ベーシストの明徳の一時脱退や2021年の活動休止とバンドにとって辛く悲しい時期もあったが、2022年に復活し同年に念願の武道館ライブを成功させた。