命運探偵 神田川

命運探偵 神田川のレビュー・評価・感想

命運探偵 神田川
10

ミステリー好きもギャグ好きも楽しめるマンガです

主人公の神田川は命運探偵という、彼がかかわった事件は即座に解決に向けて勝手に動き出すという、命運を持つ探偵です。
1話では主人公の探偵事務所に、自殺で亡くなった父親が殺されたのではと信じる家族からの依頼がくるところから始まります。
さっそく調べるために自宅に伺うと、開けた窓から吹いた風で先の方まで予定が書かれたカレンダーが見つかったりと、どんどん勝手に偶然証拠が集まってきて、事件は解決。
探偵の神田川が推理する間もなく事件は終了。思わず笑っちゃいます。
こんなミステリーマンガは初めてでした。何回読んでも笑えます。
ちなみに吹き出す恐れがあるので、電車など公共の場所で読むのはオススメしません。
どれも1話完結で事件が発生して解決していきます。
密室事件や、怪盗VS探偵、高校生探偵、孤島の島、強盗が書いたと思われる暗号など、ミステリーの定番の設定をふんだんに使っていて飽きがないです。
また主人公の探偵、神田川がミステリーファンのため、随所に有名な推理小説の小ネタやタイトルなどがでてきていて、ミステリーファンは思わずニヤリとしてしまうことまちがいなしです。
連載が終了していて3巻で終了するところも読みやすいポイントだと思います。