おうちで死にたい~自然で穏やかな最後の日々~

おうちで死にたい~自然で穏やかな最後の日々~

『おうちで死にたい〜自然で穏やかな最後の日々〜』(おうちでにしたい しぜんでおだやかなさいごのひび)とは、広田奈都美による日本の漫画作品。2018年7月13日に秋田書店より単行本が刊行された。著者の広田は現役の看護師としても活動している漫画家であり、実務経験を活かしたリアリティのある作品を手掛けている。
余命宣告を受けた患者たちの「最期は家で過ごしたい」という願いと、介護疲れや金銭的な不安から葛藤する家族の姿を描いた医療・介護マンガである。在宅看護に携わる「訪問看護師」を軸に、患者やその家族がそれぞれの「理想の看取り」や命の限界にどのように向き合っていくかを追うドキュメンタリータッチのストーリーが展開される。作中では感情豊かなドラマだけでなく、家族が突然病気になった際に役立つ医療費や介護に関するお金の制度・情報についても実践的に紹介されている。現役看護師の視点から「人間の最期」と真実の看取りを描き出した作品である。

おうちで死にたい~自然で穏やかな最後の日々~のレビュー・評価・感想

おうちで死にたい~自然で穏やかな最後の日々~
9

看取りとは。

訪問看護師を主役に、自宅で看取りをする人々の話を描いています。
もともと、医者ものが好きなのですが、この話は看取りがテーマということで重たいは重たいのですが、看取りに前向きに向き合ってるというか、当事者が後悔しない看取りをできるよう、助けている看護師たちが素敵で、いい話です。
当事者たちも、最初は死ぬことを受け入れてなかったり色々あるのですが、さいごには死というものを受け入れていて、すごいなと思います。
ちょっと喧嘩したり、色々言い合ったりもするし、色々あるけど、それがお別れするための儀式というか、そういうプロセスを取ることが大事なのかもなと思いました。
看取る相手はいろいろありますが、やっぱりお母さんの話が感慨深いです。
親1人子1人で、結婚してない娘が母親を看取る話は、母が亡くなることをなかなか受け入れられず、高い水を買ったり、食べない母を怒ったりしていて、ああ、私も母が末期とかなったら怖いなと思いました。
看護師さんは、そのことをちゃんと理解して、見守ったり、真実を伝えたり、相談に乗ったりしていました。
看護師さんたちが、そういうことができるのは、そりゃあ経験とかがあるから、わかるという面もあると思いますが、それ以上に人の死に真剣に向き合ってきたからだと思います。
すごく考えさせられる話です。