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看取りとは。
訪問看護師を主役に、自宅で看取りをする人々の話を描いています。
もともと、医者ものが好きなのですが、この話は看取りがテーマということで重たいは重たいのですが、看取りに前向きに向き合ってるというか、当事者が後悔しない看取りをできるよう、助けている看護師たちが素敵で、いい話です。
当事者たちも、最初は死ぬことを受け入れてなかったり色々あるのですが、さいごには死というものを受け入れていて、すごいなと思います。
ちょっと喧嘩したり、色々言い合ったりもするし、色々あるけど、それがお別れするための儀式というか、そういうプロセスを取ることが大事なのかもなと思いました。
看取る相手はいろいろありますが、やっぱりお母さんの話が感慨深いです。
親1人子1人で、結婚してない娘が母親を看取る話は、母が亡くなることをなかなか受け入れられず、高い水を買ったり、食べない母を怒ったりしていて、ああ、私も母が末期とかなったら怖いなと思いました。
看護師さんは、そのことをちゃんと理解して、見守ったり、真実を伝えたり、相談に乗ったりしていました。
看護師さんたちが、そういうことができるのは、そりゃあ経験とかがあるから、わかるという面もあると思いますが、それ以上に人の死に真剣に向き合ってきたからだと思います。
すごく考えさせられる話です。