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王道以上に王道
まず若い頃のヒラリー・ダフとチャド・マイケル・マーレイがとってもキラキラしている。これぞアメリカの高校生!ティーンエイジャー!ディズニー映画のシンデレラ以上にシンデレラストーリー。
最終的にちゃんと親から(親といっていいのかは分からないが)独立しているのが偉い。
最後にすっきりしたのはサムだけじゃないはず。見てる側もすっきりした。
内容は王道すぎるけれど、あんなに近くにいるのになかなか気付かない、くっつかない二人にうずうずするし、サムを助けてくれる友達とダイナーの人たちがサムの人柄を表しているように見える。
この映画の中で何より素敵なのはやっぱりサムとオースティンが庭みたいなところで踊りながら質問をし合うところ。周りの雰囲気も素敵だし、演奏してくれている人たちの気遣いも素敵。そしてオースティンがサムにちょっとふざけてるように接しているのが最高にかっこいい。
もう少しでキスしそうなのに、もう少しでマスクとっちゃいそうなのに…となるのはやはりシンデレラストーリー。
そのあとにあんなばらされ方するのはひどすぎる。義理の姉妹とはいえ、あんな風に陥れるなんてやりすぎの気もするけれど、ちゃんとサム一筋のオースティンのおかげで意地悪な継母も姉妹も反省してみたいで最後は幸せに暮らします!