MONSTERZ モンスターズ

MONSTERZ モンスターズのレビュー・評価・感想

MONSTERZ モンスターズ
5

実力派が揃ったわりには。

藤原竜也さん、山田孝之さん、石原さとみさんという豪華キャストで、さらにはキャラクター設定が良かった一本でした。
ストーリーも面白くて最後までみてしまいました。
ただ違和感を感じたのは、主人公の男は念じるだけで人の行動を操れるのですが、操れない男である終一に出会った時に「操れない」と言うだけで反感を持ち、殺そうとするのです。
もしも私が秘めた能力の持ち主であったら、日本を離れて遠い国で生きるなどの選択をしたと思います。
最初、終一は男に気付いてなかったわけですから、操れない男にわざわざアクセスしたって良いことないと思いました。
もっと他に良い動機を設定しても良いと思います。
さらには人を操ることによって自分の体が蝕まれてゆくという、諸刃の刃的な能力なのでだんだんと体に不自由が出てきますが、隠れて生きてきたのだからそれを突き通せば良かったのにと思います。
無駄に能力使って寿命を縮めてますからね。
キャストが演技派でとても期待していたために、つまらないところが浮き彫りになってしまいました。
演技はとても良いのですが、いまいちシラケてしまう。
設定だって良いと思います。
ですが、人が行動するにはそれなりの根拠が伴わないと感情移入出来ません。
その辺りがもったいないと思います。

MONSTERZ モンスターズ
2

ツッコミどころ満載

なんだか、ツッコミどころが満載でのることができない映画でした。シリアスな場面かなと思ったら、ギャグに走ったりひどいと思います。もっと怖く、シリアスな感じにすれば、結構面白い設定だったろうにと思います。実際、予告は面白かったです。こういう犯罪者?能力者ものにはよくあることですが、まず警察が無能すぎです。この男は目で人を操れると知ってるのに、それに対する対策がなさすぎです。最初の場面は、警察が操られて終わるでいいと思います。その後もずっと、警察はただ操られて殺されるだけ、、いや、こいつら、厳しい訓練を受けて警察になってるんでしょと思いました。それに、男は結構目立つことに能力を使ってて、目立たないように生きてきたっていうのは嘘だろと思いました。他にも、ツッコミどころが満載だし、テンポが悪くて見たいられませんでした。いいところをあえてあげるというと、藤原竜也がいつものように変な役で、やっぱりそういう役が似合うなというところくらいかなと思います。この映画はもともと韓国映画のリメイクらしく、そちらは面白いそうです。やっぱ、設定というより、脚本の問題だと思います。脚本家は映画ガッチャマンの人らしいです。この人の映画はもう見ない方がいいなと思いました。