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悪趣味な映画でした。
前作より多くの人間の口と肛門をつなげるし、いろいろ見せちゃうよという触れ込みだった本作。たしかにグロくて、見ていて疲れてしまうほどでした。前半は主人公マーティンについて描かれてて、父親から性的虐待、母親は子どもをかばうどころか、マーティンを責めるという家庭環境だったため、マーティンは精神的におかしいことがわかります。精神が安定してなくて、モリモリ食べるからデブだし、全体的にじっとりしていてなんか見た感じからしてうわあ?と思う人物です。で、彼の救いが、ムカデ人間の鑑賞で前作の映画ムカデ人間を見て、この物語のように俺も人を繋ぎたいとか思っちゃってて話です。後半はもうグロくてあまり語りなくないですね。やっぱ、人数も多いし、前作はなんだかんだ言ってムカデ人間を作る人が医師で、ムカデ人間でも人は生きれることを証明したいという信念がありましたから、まあ、手術だって衛生的にしますよ。でも今回はズブの素人ですから、麻酔のないし、衛生なんてなんのそのだし、そもそもオペの道具がトンカチとかナイフですから、もう痛そうで痛そうで見てられないです。大便の描写もひどいし、まあ悪趣味な映画でした。悪趣味すぎて笑っちゃうんですが、やっぱ、見る人を選ぶ映画かなと思います。