ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合 / The Nutty Professor

ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合 / The Nutty Professorのレビュー・評価・感想

ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合 / The Nutty Professor
6

主役は太すぎる。

エディ・マーフィーが主役の家族はほぼ一人で演じていて、エディってほんとすごい人だなと思います。特殊メイクはもちろんしているけど、ちゃんと別人に見えるからすごいです。家族全員太っていて、カロリーこそ神みたいに思っている感じでしたね。それはどうなんだって感じですが、お母さんはクランプのこともよく理解しているし、優しい人で好感が持てました。
太くて、自分に自信のないクランプ教授が痩せ薬を作って、飲んでみたら、どうも性格もいけ好かない感じになっちゃったという話です。たしかに、あの男は嫌なやつでしたが、教授は太り過ぎだなと思いました。あれは、健康にも悪いはずです。まあ、ストーリーも自分は自分でいいというものだけど、今のままでいいって言ってるわけでもないっぽかったからまあ、いいかなって感じです。
太りすぎてて、気づかぬうちに鍵を外しちゃったり、黒板を消しちゃったり、デブネタも満載でした。全体的に下品でちょっと気になるところはあります。おならとか尻の穴とかいやいや子どもか!って感じだし、ハムスター?モルモット?大量発生みたいのところはシンプルに気持ち悪かったです。あまり真面目にみるような作品ではありませんが、肩の力を抜いて見るにはいい作品だと思います。

ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合 / The Nutty Professor
9

エディ・マーフィの真骨頂

私も太いので、痩せ薬なるものが発明されたら、どれだけ嬉しいか分かりません。ですので、とても興味深く本作を見ました。
エディ・マーフィの才能が大爆発という感じで、めちゃくちゃ面白かったです。肥満体型特殊メイクもすごいし、家族のほとんどを自分で演じているというのもすごいです。やはり天性のコメディアンとしての素質があり、彼が出てくるだけでなんだか面白いです。あと、彼以外の役者もとても個性的でした。助手の男の子はナヨナヨしていますが、教授を慕っているのが分かって素敵だし、ヒロインの女性は自立している良い女でした。
話としては、生まれつき太りやすく、めちゃくちゃ太っていた教授が痩せ薬で痩せて、その姿でヒロインにアタックしたりするんだけど、痩せた時の人格が太った時と分離して、太った時の人格を消そうとする、みたいな話です。なんだかあらすじを書いていると怖い話みたいですが、ある意味怖い話でしたね。要は、生まれもった性質もあるんだから、自分で自分を愛してあげましょう、無理に変えることないよ、ということが言いたいのだと思います。それはその通りだとは思いますが、太り過ぎは健康にも良くないですし、不経済だし、やっぱ痩せたいなあと思ってしまいました。