ワールド・オブ・ライズ

ワールド・オブ・ライズのレビュー・評価・感想

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ワールド・オブ・ライズ
10

俳優さんが皆さん魅力的です。

元CIAエージェントが書いた小説に基づいているので、大変リアルでストーリーに惹きつけられます。

ヨルダンの情報局のトップに、イギリス人なのにマーク・ストロングという配役で、肌の色を黒くして、顔の彫りが深くなったマーク・ストロングさんは、はじめ観た時、彼だと気がつきませんでした!
男社会なのか、部下は全て男性で、彼等に尊敬されてカリスマ性がすごかったです。
ディカプリオが演じる、CIA エージェントも、自分の上司より、彼を尊敬して、従おうとしますが、ラッセル・クロウ演じる上司が自分のやり方を通そうとするため、軋轢が生じて大変苦労します。
ラッセル・クロウは体重を増やし、メタボなオフィスワーカーを演じています。
安全な場所から指図だけする、嫌な人です。
ディカプリオとマーク・ストロングは現場で身体を張って生きています。
CIA エージェントは命懸けの仕事なんだな、と思いました。

とにかく、マーク・ストロングさんを見て欲しいです!男の中の男という感じです。
でもいつも優雅で、クライマックスのディカプリオ大ピンチの時も、現場には自らが赴くのですが、スワットチームが乗り込んだ後、砂埃の中、優雅にスーツ姿で、ビデオのスイッチを押すシーンは素晴らしかったです。

ワールド・オブ・ライズ
6

テロの悲劇を痛感する映画

レオナルドディカプリオ主演の映画。
CIAの工作員フェリスがバクダッドでテロリストを捕まえようと生死をかける。
爆弾やテロの様子が再現されていて、悲惨なさまが目を覆いたくなるような映像が多くありました。
アクションというよりも頭脳戦と心理戦がメインで、全ストーリーを通りして息もつかせぬもの。
ただ気になったのはフェリスがアラブの女性を口説いていてとても目立った点。
ディカプリオは白人で金髪。
東洋の女性は黒髪でもちろん街並みに溶け込んでいます。
フェリスもアラビア語を話せるし、目立たないように防止をかぶったり髭などをはやしているので大衆として歩いているときはそれほどでもありませんが、カフェで座ってお茶をしているとやはり目立つ存在。
CIAの工作員として潜り込んでいるからには こんなに目立って良いのでしょうか?
映画を見ていてここだけは突っ込まずにいられませんでした。
街中でアメリカ人として目立ってしまったらテロリストたちに目をつけられてしまう。
テロリストたちは反アメリカなのだから。
ラストはその時のミッションである人物は捕まったけど、元締めは捕まらない。
フェリスも危うく死にかけて愛する女性を遠くで見守って幕を閉じて終わりになりますが、指を数本使い物にならなくなりミッション終了。
CIAからの任務を解かれます。
組織の中の一部だけを壊滅に追い込んだけれど、テロリストたちの根本的な元締めはやはり壊滅出来なかった。
ドキドキハラハラはありましたが、なんとなくこの戦いはまだまだ続くんだろうなと言った感想です。
映画の続きがもしもあったなら違うキャストで続くんだろうなと言った感じです。