プロディジー

プロディジー

ザ・プロディジー(The Prodigy)とは、イギリスのテクノ、エレクトロ・ロックバンドである。1990年にエセックスのクラブで結成された。リーダーのリアム・ハウレットを中心とし、1980年代末期のレイヴカルチャーを基盤にテクノとロックを融合させた先進的な音楽性で、電子音楽の可能性を大きく広げた。
1991年にシングル「チャーリー」で脚光を浴び、1992年の1stアルバム『エクスペリエンス』でメジャーシーンに進出した。1994年の2ndアルバム『ミュージック・フォー・ザ・ジルテッド・ジェネレーション』では全英チャート1位を獲得し、ロックサウンドを取り入れた独自のスタイルを確立した。さらに1997年の3rdアルバム『ザ・ファット・オブ・ザ・ランド』は、「ファイアスターター」などのヒット曲とともに世界22カ国のチャートで1位を記録し、1000万枚以上の大ヒットとなってダンス・ミュージック史の金字塔と評価された。
その後もメンバーの脱退や活動休止、ソロ活動を経て、2004年の『オールウェイズ・アウトナンバード、ネヴァー・アウトガンド』や2009年の『インヴェイダーズ・マスト・ダイ』など精力的に作品を発表した。マキシムとキース・フリントによる強烈なビジュアルとパフォーマンスは世界のフェスティバルを熱狂させ、アンダーワールドやケミカル・ブラザーズらとともにクラブシーンのトップランナーとして君臨した。
2019年に象徴的ボーカルであったキース・フリントを失う悲劇に見舞われながらも、エレクトロニック・ミュージック界に多大な影響を与え続けている。

プロディジーのレビュー・評価・感想

プロディジー
8

ダークでクール、アグレッシブなテクノユニット

"テクノ四天王と呼ばれたアーティストのうちのひとつ、プロディジー。
作曲を担当するリアム・ハウレットと、ボーカルの二人、キース・フリントとマキシムによるイギリスのユニットです。
初期には他にもメンバーがいましたが、最終的にはこの三人に落ち着いています。
しかし、2019年にはキース・フリントがこの世を去るという不幸な出来事があったため、残るはリアムとマキシムの二人になってしまいました。

作曲を担当するリアムが幼少期にピアノやドラムの英才教育を受けているためか、単なるクラブミュージックとは言い難い魅力があります。
プロディジーの音楽は、クラシックの音楽理論を基に構成されているという噂も。
確かに単調になりがちなテクノミュージックを煽動的に仕上げることに成功しているし、そこにはカタルシスとも言える芸術性があります。
HIP HOPからの影響や、ロックを取り入れたことも、大きな要因となっているのでしょう。

曲調にしても、メンバーの風貌にしても、ダークでクール、そしてアグレッシブなプロディジーは、敷居が高そうでいて、聴きやすい、ハマれば癖になるグループです。
特に2015年にリリースされた『The Day Is My Enemy』は音が整然としており、それ以前の作品よりも格段に聴きやすくなっています。

とはいえ、1996年の「Smack My Bitch Up」、2009年の「Omen」などもやはり名曲として外せません。"