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物足りなさのある映画
実話に基づいた作品です。本作が参考にしたカルト集団による集団自殺をウィキとかで読んでたので見てみました。B級映画として、面白いのは面白いのですが、ちょっと物足りない雰囲気でした。まず、展開が早かったです。楽園と呼ばれてる場所に取材に来てみると、不穏な雰囲気があってという話ですが、最初はもうちよっと、明るい感じにして、こういう暮らしもいいのかもと思わせて、実は、、、ってほうが怖くないのかなと思いました。まあ、何かの団体なんて、内々でやってるのだから、外部に知れ渡るころにはすでにおかしい状態なのかもしれません。集団自殺に入るのも早すぎると思います。なんで、教祖様が、ああ、もう自殺しようと思ったのかいまいちわかりませんでした。あと、おかしいのかもというのも、そのおかしいところを映すわけでもなく、みんながニコニコしていて不気味とか、教祖を崇めすぎてるとかなので、あんまりなあと思いました。どうせ、映画なんだから、ルールを破ったものへのリンチ、からのありがとうございますとか、お布施を集めすぎてるとか、教祖の酒池肉林ぶりとか、大げさに描けばよかったのにと思いました。撮り方が、POVだし、リアル感を出したかったのでしょうが、そこは映画だし、映画ならではの映像見せてよと思いました。