ブライトバーン/恐怖の拡散者

ブライトバーン/恐怖の拡散者

『ブライトバーン/恐怖の拡散者』(原題:Brightburn)とは、2019年に公開されたアメリカ合衆国のホラー映画である。デヴィッド・ヤロヴェスキーが監督を務め、エリザベス・バンクスとデヴィッド・デンマンらが共演した。もしも異星から地球に到来した超人的な力を持つ少年の起源が人類の救世主ではなく、邪悪な侵略者や殺人鬼だったらという仮説に基づき、王道的なスーパーヒーローの誕生譚の定型を逆手に取った惨劇を描いている。
物語の舞台は2006年のカンザス州ブライトバーン。農場を営むカイルとトーリのブライア夫妻はある夜、農地に墜落した謎の宇宙船から一人の赤ん坊を発見し、ブランドンと名付けて実の子として愛情を注ぎながら育てる。それから12年の歳月が流れた頃、ブランドンは自身の肉体に未知の超能力が備わっていることに気づき始める。思春期を迎えて反抗的な態度を取り始めたブランドンは、納屋に隠された宇宙船の残骸や異星の言語に引き寄せられていき、その精神や肉体に不気味な変異をきたしていく。
フォークを噛み砕くなどの奇行や動物の残酷な殺害、さらには学校でクラスメートの女子生徒の手の骨を凄まじい握力で粉々にするなど、ブランドンの暴力性と狂気は日増しにエスカレートしていく。事態の深刻さに気づいた両親は彼をキャンプへ連れ出して心の闇を探ろうとするが失敗に終わり、母親のトーリは息子が宇宙船からやってきた存在であることを告げる。しかし、すでに人間を超越した邪悪な覚醒を果たしたブランドンを止めることはできず、その魔手は養父母である家族や周囲の人々へと容赦なく向けられていくこととなる。

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