超少女明日香
『超少女明日香』(ちょうしょうじょあすか)とは、漫画家・和田慎二による漫画作品である。『別冊マーガレット』や『花とゆめ』、『コミックフラッパー』など雑誌を移りながら長年にわたって執筆されたが、作者である和田の急逝に伴い未完の作品となった。
物語の主人公は、岐阜県飛騨の山奥に暮らす自然の精霊たる一族「砂神一族」の一人である砂姫明日香(さき あすか)である。普段は和服のお手伝いさんのような姿をしているが、自然環境や地球を守るために戦う超少女であり、戦闘の際にはセーラー服に着替えて強力な超能力を駆使して戦う。彼女を愛するゼネコン社長の長男・田添一也(たぞえ かずや)も物語に深く関わり、のちに自然から認められてあらゆる超能力の作用を弾き返すシールドを授けられる。
作風や掲載誌の変遷に伴い、少女漫画誌掲載時の花ゆめ版と、青年漫画誌『コミックフラッパー』掲載時のフラッパー版に大別され、超能力者編や生霊編、逆十字編といったテーマごとの区分けがなされている。人間が自然を作り変える存在そのものであるという宿命的な敵との対立を描き、能力バトルや自然保護、心霊やカルトの要素を巧みに織り交ぜた重厚なストーリー展開で多くの読者を魅了した。作者の別作品である『怪盗アマリリス』の劇中劇として映画化されるエピソードが描かれるなど、作者の代表作の一つとして広く知られている。
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