Q.E.D. 証明終了

Q.E.D. 証明終了のレビュー・評価・感想

Q.E.D. 証明終了
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天才数学少年が数学知識を駆使し鮮やかにトリックを解明

外国の大学をスキップし入学した天才数学少年が、ある出来事をきっかけに大学をやめて日本の高校に入り直します。
その高校には父親が刑事である身体能力が高いが少々猪突猛進の気がある女子高生がいますが、偶然其の子と其の子の友人が事件に遭遇。その話をしている所に主人公が偶然居合わせ流れで事件を解決する事に。
事件は無事解決されますが天才少年は天才がある故に閉鎖的に生きている、人との関わり方が壊滅的に下手であり一人でも生きて行く事の出来る所謂奇人のタイプの人間です。女子高生は世話好きの面もあり、同時に言いたい事ははっきり言う気質の少女です。正面から体当たりを良しとする彼女はその持ち前の行動力で少年に真っ正面からぶつかっていきます。最初はそんな彼女の言動が理解出来なかった少年も段々それが人と関わる事なのだと言う事なんだと感じ、時に少女の言い分を理解、時に反論していきます。そうやって相互理解を深めていく中、事件は次から次へと起こります。巻き込まれ型探偵である少年と少女は事件に遭遇しながらも、持ち前の数学知識や身体能力を持ってして事件を解明していきます。天才故に奇人である少年と猪突猛進で情に厚い少女が考え方の違いでぶつかり合いながらもお互いにお互いの考え方を理解していき、事件を解明していく、そんなミステリーマンガです。