21エモン

21エモン

『21エモン』(にじゅういちエモン)とは、藤子・F・不二雄によって藤子不二雄名義で発表された日本のSF少年漫画作品、およびそれを原作としたアニメ作品である。『週刊少年サンデー』にて1968年1号から1969年6号まで連載され、その後はアニメ映画化やテレビアニメ化など様々なメディアミックスが展開された。
物語の舞台は、星間連合に加盟して異星からの観光客がひっきりなしに訪れる一大観光惑星となった21世紀の地球である。トウキョウシティーに居を構えるホテル「つづれ屋」は、江戸幕府の成立とほぼ同時に開業して以来、四百数十年にわたって続く老舗の宿であったが、周辺の豪華な宇宙ホテルに圧倒されて経営難に陥っていた。現当主である20エモンが経営再建に奮闘する一方、その跡取り息子である21エモンは家業に関心を持たず、宇宙パイロットになって大宇宙を冒険するという夢を抱いていた。ホテルに居候する宇宙生物のモンガーやイモ掘りロボットのゴンスケといった強烈な個性を持つ家人たち、そして次々とやってくる風変わりな宇宙人の宿泊客によって、つづれ屋は毎日のように珍騒動に巻き込まれていく。
作者の藤本弘は、未来という非日常を舞台にして今に通じる日常を描くというコンセプトのもとで本作を執筆した。連載当時はギャグを主体とした当時の藤子作品とは異なる作風から人気が伸び悩み、長らくアニメ化の機会に恵まれなかったが、1970年代の単行本化を契機に次第に再評価が進んだ。
1981年には初の劇場アニメ化が行われ、1991年にはテレビ朝日系列にてテレビアニメ版が放送された。

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