フォスター・ザ・ピープル / Foster the People

フォスター・ザ・ピープル / Foster the People

Foster the People(フォスター・ザ・ピープル)とは、2009年にアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスで結成されたインディーポップバンドである。創設者でありフロントマンを務めるマーク・フォスターと、キーボーディストのアイソム・イニスが中心となって活動を展開している。
2010年に発表したシングル「パンプド・アップ・ザ・キックス」が全米3位、全豪1位を記録する大ヒットとなり、世界的な注目を集めた。翌2011年にはデビュー・アルバム『トーチズ』をリリースし、同じく全米トップ10入りを果たすなど商業的な成功を収め、グラミー賞の複数部門にノミネートされた。その後もメンバーチェンジを重ねながら、2014年にセカンド・アルバム『スーパーモデル』を発表し自己最高位となる全米チャート3位を記録する。2017年にはサード・アルバム『Sacred Hearts Club』をリリースし、2021年には『トーチズ』の発売10周年を記念した特別盤『トーチズ X』を発表した。2024年には、正規メンバー2人体制となって初となるアルバム『パラダイス・ステイト・オブ・マインド』をリリースし、精力的な活動を続けている。
彼らの音楽性は、インディーポップやシンセポップ、ダンスポップを基調としながら、オルタナティヴ・ロックやネオ・サイケデリア、インディートロニカ、サイケデリック・ポップの要素を内包している。キャッチーなメロディラインと洗練されたエレクトロニック・サウンドを融合させた独自の世界観は、現代のインディー音楽シーンにおいて高く評価されている。

フォスター・ザ・ピープル / Foster the Peopleのレビュー・評価・感想

フォスター・ザ・ピープル / Foster the People
10

未来感と温かみのあるインディー・ポップ

インディー・ポップのサウンドがいい味を出しているアメリカ、ロサンゼルスのバンドです。

エレクトロニックな音とロックバンドのサウンドのブレンドが絶妙。
ボーカルのマーク・フォスターのソウルを基盤にしているグルーヴィーな歌声が心地良く響きます。

2011年のファーストアルバム『Torches』は文句なしの楽しさ。
弾けるリズムがダンサブルな雰囲気にしています。
そして、どことなく朗らかな空気と未来感のあるサウンドが、新しい才能の到来を感じさせました。
どの曲をとっても楽しめるので、アルバム一枚通して聴くのがオススメ。
シングルカットされた『Pumped Up Kicks』がヒットチューンとなりました。

セカンドアルバムの『Supermodel』は2014年にリリース。
前作の陽気さが抑えられ、少し硬派になったイメージです。
引き締まったサウンドを聴かせ、ゆとりと攻めの抑揚が効いています。
技巧的な演奏もあり、実験的な試みがされた作品なのかもしれません。

さらに2017年に発売された『Scared Hearts Club』では美しくメランコリックな世界が展開。
温かみのあるバンドサウンドはそのままに、エレクトロニックな音の進化が見られます。
また、フォスターのボーカルもラップ調になったり、歌い上げたり、バリエーション豊かです。
楽しいだけじゃない、感動的なメロディーが心に響く傑作となりました。