6才のボクが、大人になるまで。

6才のボクが、大人になるまで。のレビュー・評価・感想

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6才のボクが、大人になるまで。
8

12年間

6歳の子が18になるまで、12年かけて撮影っていうのがすごいなと思いました。そんなの途中で、キャストがいなくなるかもしれないし、子どもだってどう育つかわからないのに、そんな撮り方よくしたなと思いました。子どもは子供の時もかわいいし、青年期は結構シュッとした感じに育ってました。そんなにかっこよすぎず、ちょっと普通っぽい、文系男子ぽくていい感じです。話としては、結構普通の話で、6歳の少年がいろんなことを通して成長し、苦労とかもするけど、好きなことを見つけたりして、最後はちよっと青春みたいな感じです。大学進学が一応のゴールだったのかな。そこまで、暗い話でも成功話でもないのですが、それがテーマなのかもしれません。普通の人の人生ってそんなもんだけど、大切な瞬間とか楽しい時とかあるよ、大事にね、みたいなことだと思います。私にも子どもがいるし、ああ、こんなふうに成長するのかなとか思いました。監督がスクール・オブ・ロックとかの監督なので、青春系が得意な人なのだと思います。みんな、楽しそうだったり、思春期ぼいふつふつもあったり、それが青年期の特徴だなと思いました。結構、撮り方が変わってて色物ぽいけど、そんなこともなく、普通の話として見やすいし、いい映画だと思います。