明日、君がいない

明日、君がいない

『明日、君がいない』(あした、きみがいない、原題:2:37)とは、2006年制作のオーストラリア映画である。日本での劇場公開日は2007年4月21日で、キャッチコピーは「追いつめられても、SOSが届かない」。
本作は、午後2時37分に校内で発生する衝撃的な事件の当日を軸に、それぞれ深い悩みを抱える6人の高校生の姿を追う群像劇である。監督を務めたムラーリ・K・タルリが自身の経験した自殺未遂や友人の死をベースに脚本を執筆しており、当時19歳という若さでメガホンをとったことでも話題を集めた。作風においては、ガス・ヴァン・サント監督がコロンバイン高校銃乱射事件を題材に手掛けた『エレファント』の手法を取り入れた独自のカメラワークや演出が展開され、カンヌ国際映画祭をはじめ国内外で高い評価を獲得した。
物語の舞台となるのはオーストラリア南部の高校で、朝を迎えた生徒たちの日常から幕を開ける。将来弁護士になる夢を持つ優等生のマーカス、家庭内での扱いに不満を募らせる妹のメロディ、学校の人気者であるアスリートのルーク、彼と理想のカップルを演じるサラ、セクシャルマイノリティとしての葛藤から薬物に頼るショーン、そして身体的な事情によるいじめに苦しむスティーヴンという面々が登場する。それぞれが周囲に打ち明けられない重圧や孤独を抱えたまま学校へ向かい、時刻が刻々と午後2時37分へと近づいていく中で、誰がどのような結末を迎えるのかがサスペンスフルかつ繊細に描き出されていく。

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