モニカ(歌手) / Monica

モニカ(歌手) / Monica

モニカ(Monica、本名:モニカ・デニス・アーノルド)とは、アメリカ合衆国・ジョージア州アトランタ出身のR&B歌手、女優である。1980年10月24日生まれ。
幼少期からシンガーを夢見てタレントコンテストで数々の優勝を果たし、11歳で音楽プロデューサーのダラス・オースティンの目に留まったことで本格的なキャリアへの道を切り開いた。1995年に15歳という若さでデビュー・アルバム『ミス・ザング』を発表し、収録曲の「ドント・テイク・イット・パーソナル」や「ビフォア・ユー・ウォーク・アウト・オブ・マイ・ライフ」がR&Bチャートで1位を記録。年齢を感じさせない大人びた深みのあるアルトボイスと卓越した歌唱力で一躍注目を集めた。
1998年には、同じく若手女性歌手として人気を博していたブランディとのデュエット曲「ザ・ボーイ・イズ・マイ」を発表した。恋人を巡って言い争うデュエットの内容やロドニー・ジャーキンスが手掛けたサウンド、ミュージックビデオが大きな話題を呼び、全米ビルボード・ホット100で13週連続1位に輝く歴史的な大ヒットを記録し、グラミー賞を受賞するなど世界的成功を収めた。同名のセカンド・アルバムもミリオンセラーを達成し、若くしてトップスターの仲間入りを果たした。
私生活では、2010年にNBA選手のシャノン・ブラウンと結婚している。

モニカ(歌手) / Monicaのレビュー・評価・感想

モニカ(歌手) / Monica
9

良質なR&B、HIP HOPソウル

90年代のアメリカでは、早熟なティーンのR&Bアーティストがブームのようになっていました。
アリーヤを筆頭に、ブランディー、デスティニーズ・チャイルド、アッシャーなど、才能あるティーンが活躍。
その中で、一際硬派な魅力を放っていたのがモニカです。

95年にアルバム『Miss Thang』でデビューしたときは15歳。
幼い頃から教会で歌ってきたモニカは高度な歌唱力を持ち、正統派なR&B、HIP HOPソウルを聴かせます。
少しハスキーなその声には温かみと包容力があり、安定感抜群。
クールな風貌も際立っています。

デビュー作は渋いHIP HOPソウルでまとめられていましたが、HIP HOP、R&Bがメインストリームの音楽となり、ブームが過熱するようになるにつれ、モニカの音楽もドラマチックに変化していきます。
どちらかと言えば、マニッシュな魅力を持ち、ユニセックスなストリートの少女といった雰囲気でしたが、女性らしいグラマラスな艶を感じさせるようになり、美しいメロディーを聴かせるようになっていきました。

その中で注目されたのは、同世代の女性R&Bシンガーのブランディーとデュエットした1998年の『The Boy Is Mine』。
この天才ティーン二人の共演では美しいハーモニーが絶品で、グラミー賞を受賞しています。
一人の男性を取り合うという歌詞の内容だったためか、二人の不仲説も囁かれていましたが、メディアというものは、ライバル関係を仕立て上げたい傾向にあるので、その真偽はわかりません。
しかし、2012年になってまた二人はデュエット曲『It All Belongs to Me』をリリースしていて、その関係は良好であることがうかがえます。

良質なR&Bをリリースし続ける貴重な存在であるモニカ。
一貫したスタンスは信頼できるものであり、安心して聴くことができます。