Rap Queen
インディーズ時代から注目されていたトリニダード・トバゴ出身のフィーメールラッパーが、今では世界を代表するラップクイーンへ。女性ラッパーの数そのものが少ないため、当時から話題となっていた存在です。デビュー時のフレッシュで勢いがあり、耳に残る声質は聴く人を魅了します。今でももちろん勢いはありますが、ルックスの迫力がかなり勝っています。ラッパーとしての高いスキルと素質だけではなく、彼女の発言やファッションにも目が離せません。ニッキーの作品は、全体を通してキャッチーなトラックと頭に残るフレーズが強く、一度聴いたら頭から離れないものが多いです。しかし作品にはNGワードが非常に多いため、口ずさんだりカラオケで歌うのにはちょっと…と感じる方もいると思いますが、聴く分には問題はないでしょう。また、ニッキーは親日家としても知られ、自らの分身を「ハラジュク・バービー」と称したり、音楽・ミュージックビデオでは「ニンジャ」という単語やそれを彷彿させるような衣装、日本や中国っぽいセットがでてきます。驚きなのは、息子の名前にニンジャと名付けようとしていた所です。今後の活躍が益々期待される、フィーメールラッパーの1人です。