チーム・バチスタの栄光

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チーム・バチスタの栄光のレビュー・評価・感想

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チーム・バチスタの栄光
7

医療ミステリーもなかなか

医療とミステリーの相性はいいのだなとわかりました。バチスタ手術を知ったのはこの話ででした。こんな難しい手術があるなんて、驚きです。何人か、失敗してもそれが事件なのか、ミスなのか、仕方のないことだったのかはわかりにくいだろうなと思います。だから医療裁判は難しいし、証拠集めも大変そうだと思いました。急に調査だとかいって、政府の人間にこられても鬱陶しいのが普通だし、調査をいやがっていることで怪しいとは言い切れないところがありました。天才医師も怪しいちゃあ、怪しいけど、怪しすぎるからきっと違うんだろうなと思って見ていました。犯人はまあなんとなくこの人かなと思っていた人で意外性はあまりありませんでしたがおもしろかったです。犯人役の役者も好きな人だったので、鬼畜な彼が見れてよかったです。バチスタといえば、仲村トオルのような気もしますが、阿部寛版もなかなか良かったと思います。阿部さんも背が高いし、威圧感があって外から来た横暴調査員が似合っていました。また、その相棒が女性というのも華やかでいいと思います。人の話をよく聞いている感じがしたし、案外役に立っていました。役者は竹内結子さんで、とてもきれいでした。ドラマ版共々好きな作品です。

チーム・バチスタの栄光
8

サクッと楽しめます。

原作は医師の描く医療現場でのミステリーものです。医師が書いているだけあって、手技の説明も細かいし、リアリティがあります。本作は小説の映画化ですが、短くまとめてる割にはきちんと描かなきゃいけないところを網羅していて、うまくまとめたなと思いました。ドラマ版は10何話掛けて描いてるのに、約2時間でまとめてるのはすごいです。ちょっと淡々とした感じは受けますが、それでも誰が犯人かなとドキドキできるし、医療の説明は文字が入るしでわかりやすいです。これくらいサクッと進む映画だとながら見もしやすいです。サクッと進むといっても、白鳥のキャラとかは面白いですし、ちゃんとユーモアはあります。白鳥役の阿部寛さんは、ユーモラスで、トリックの上田次郎と似た雰囲気があって、笑ってしまいます。田口は小説、ドラマと違い、女性に変更されてますが、違和感はありません。竹内結子さんはやはり綺麗で素敵だなと思いました。話の内容としては、そんな状態で医者を続けちゃダメだろとか、犯人の動機があっさりしすぎとか、なんか簡単に謎解きすぎとか言いたいところもありますが、概ねおもしろいです。ていうか、バイパス手術てすごいなと思いました。手術シーンも結構ちゃんと写すので、そういうのが苦手な人は要注意です。