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サクッと楽しめます。
原作は医師の描く医療現場でのミステリーものです。医師が書いているだけあって、手技の説明も細かいし、リアリティがあります。本作は小説の映画化ですが、短くまとめてる割にはきちんと描かなきゃいけないところを網羅していて、うまくまとめたなと思いました。ドラマ版は10何話掛けて描いてるのに、約2時間でまとめてるのはすごいです。ちょっと淡々とした感じは受けますが、それでも誰が犯人かなとドキドキできるし、医療の説明は文字が入るしでわかりやすいです。これくらいサクッと進む映画だとながら見もしやすいです。サクッと進むといっても、白鳥のキャラとかは面白いですし、ちゃんとユーモアはあります。白鳥役の阿部寛さんは、ユーモラスで、トリックの上田次郎と似た雰囲気があって、笑ってしまいます。田口は小説、ドラマと違い、女性に変更されてますが、違和感はありません。竹内結子さんはやはり綺麗で素敵だなと思いました。話の内容としては、そんな状態で医者を続けちゃダメだろとか、犯人の動機があっさりしすぎとか、なんか簡単に謎解きすぎとか言いたいところもありますが、概ねおもしろいです。ていうか、バイパス手術てすごいなと思いました。手術シーンも結構ちゃんと写すので、そういうのが苦手な人は要注意です。