チーム・バチスタの栄光

チーム・バチスタの栄光

『チーム・バチスタの栄光』とは、現役医師である海堂尊による長編医療ミステリー小説、およびそれを原作としたテレビドラマ、映画作品である。
著者のデビュー作にして第4回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した作品である。宝島社より2006年2月に刊行された。東城大学医学部付属病院を舞台に、心臓移植の代替医療であるバチスタ手術を専門に行い奇跡的な成功率を誇っていたチーム・バチスタで起きた謎の連続術中死をめぐり、不定愁訴外来を担当する万年講師・田口公平と厚生労働省の変人官僚・白鳥圭輔のコンビが真相解明に挑む姿が描かれている。
作中で描かれたオートプシー・イメージングを活用した謎解きやリアルな医療現場、大学病院の人間模様が話題を呼び、2008年に竹内結子と阿部寛の主演で映画化されたほか、伊藤淳史と仲村トトルの主演によりテレビドラマ化も果たしている。なお、原作者の海堂尊は執筆当時から執筆の際に決まったJ-POPをテーマソングとして流す習慣を持っており、本作の執筆時はアンダーグラフのツバサをBGMにしていたというエピソードがある。

rabiのレビュー・評価・感想

チーム・バチスタの栄光
8

サクッと楽しめます。

原作は医師の描く医療現場でのミステリーものです。医師が書いているだけあって、手技の説明も細かいし、リアリティがあります。本作は小説の映画化ですが、短くまとめてる割にはきちんと描かなきゃいけないところを網羅していて、うまくまとめたなと思いました。ドラマ版は10何話掛けて描いてるのに、約2時間でまとめてるのはすごいです。ちょっと淡々とした感じは受けますが、それでも誰が犯人かなとドキドキできるし、医療の説明は文字が入るしでわかりやすいです。これくらいサクッと進む映画だとながら見もしやすいです。サクッと進むといっても、白鳥のキャラとかは面白いですし、ちゃんとユーモアはあります。白鳥役の阿部寛さんは、ユーモラスで、トリックの上田次郎と似た雰囲気があって、笑ってしまいます。田口は小説、ドラマと違い、女性に変更されてますが、違和感はありません。竹内結子さんはやはり綺麗で素敵だなと思いました。話の内容としては、そんな状態で医者を続けちゃダメだろとか、犯人の動機があっさりしすぎとか、なんか簡単に謎解きすぎとか言いたいところもありますが、概ねおもしろいです。ていうか、バイパス手術てすごいなと思いました。手術シーンも結構ちゃんと写すので、そういうのが苦手な人は要注意です。