妖怪ハンター

『妖怪ハンター』シリーズは、諸星大二郎による漫画作品。基本的には一話完結の短編の形式である。考古学者の稗田礼二郎が調査研究の過程でさまざまな怪異に遭遇する。稗田のまわりではさまざまな事件が起こるが、稗田は事件を解決せず、事件の一部始終を見守る狂言回しに徹することが多い。作者によると「妖怪ハンター」というタイトルは編集者がつけたということで、実際にも妖怪を退治するような話はほとんどない。作者の民俗学に関する知識がふんだんに生かされている。特に古事記を題材とした作品が数多くある。稗田礼二郎を主人公としない「稗田の生徒たち」シリーズもあり、こちらには稗田礼二郎は話の中でほんのすこし触れられるばかりである。作者の諸星大二郎の独特の絵柄と奇妙なストーリーで熱狂的なファンも多い。主な作品に、来訪神をテーマとした「闇の客人」、夢をテーマにした「夢見村にて」、海と異界信仰をテーマにした「うつぼ船の女」などがある。

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