マンガ家・諸星大二郎について徹底紹介!宮崎駿も憧れた鬼才!
鬼才と呼ばれるマンガ家・諸星大二郎についてまとめました。SF・伝奇漫画を描き、代表作は『妖怪ハンター』『西遊妖猿伝』など。スタジオジブリの宮崎駿も彼のことをリスペクトしており、『千と千尋の神隠し』や『天空の城ラピュタ』には、諸星大二郎へのオマージュが感じられる描写があります。ここでは諸星大二郎の作品を交えながら、彼の魅力を徹底的に紹介していきます。
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『西遊妖猿伝』は諸星大二郎による漫画作品である。西遊記を題材としているが、原点と異なり、孫悟空、八戒、沙悟浄は人間の設定である。舞台は中国、唐の時代。孤児の少年孫悟空はいたるところで戦乱に巻き込まれていく。一方で唐の若い僧侶玄奘は経典の謎を解明するため、国禁を破って天竺へ写経の旅を目指す。孫悟空は自身の出自の謎を解くため、やがて玄奘とともに天竺を目指すことになる。途中、破戒僧の八戒やソグド人の沙悟浄を仲間に加え、西への旅は続いていく。玄奘の一行は行く先々で怪しい術を使う者たちや山賊に襲われるが、孫悟空の活躍でなんとか切り抜けていく。玄奘が唐を出るまでの「河西回廊編」、西域を舞台にした「西域編」がある。雑誌を変えながら連載が続いている。諸星大二郎の作品には比較的珍しい派手なアクションが特徴。