ザ・コア

ザ・コアのレビュー・評価・感想

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ザ・コア
4

アイディアだけの映画

地球の自転が止まって、人々が倒れたりして、と始まりはとても面白そうでした。
いろんな専門家が集まって対策を練り、地球の中心に行くってのも、なんか漫画みたいだしいいなと思うのですが、画が、中心に行く乗り物の中の画ばかりであまり動きがないっていうか、そりゃあ、マントルの中に行くんだから、外に出るわけにもいかないし、外の景色は土だし真っ黒だし、仕方ないよねと思いつつ、面白みはありませんでした。
それにその乗り物も今から見るとすごい昔のSFに出てくる宇宙船みたいであまり、かっこ良くありませんでした。
あと、話としても、人口で地震を起こす兵器があるんだったら、最初からそれで地球の中心を刺激しろよって思えて意味がわかりませんでした。
そんなものがあることを隠したかったってことなのかもしれませんが、そもそもその兵器で止めた地球だし、ってことは研究チームみたいなのがあるんだから、そのチームで秘密裏に、また自転を始めさせればいい話ではないですか。
なんで、わざわざ別の人たちを呼んで、危ない目に合わせて、地球の真ん中まで行かせたのか理解に苦しみます。多くの仲間が死んでるし、可哀想です。
結局、あんまり脚本を練らないで作った映画で、宇宙を地下に変えてみました、斬新でしょってのが言いたいだけの映画だと思いました。

ザ・コア
7

アルマゲドンのような話

たくさんの人が死に、電子機器がおかしくなって、その原因が地球の中心に異常があって、磁気がおかしくなってるとわかったので、中心部、コアに人を送ってどうにかしようという地球版アルマゲドンのような話です。最初、たくさんの人がいきなり倒れたり、いろいろ異常が起きるところは世紀末という感じでドキドキします。何でもかんでも電気に頼ってる面があるので身近な恐怖だなと思いました。あと、地球の中心に降りていくときもマグマとかいろいろあるし、なかなかスリリングで面白いです。中心に行くチームはみんないろんな分野の専門家で地上でものすごく計算して安全に行けると思ったから行ったはずなのに、地下でいろいろあって、人が死んでいく展開はちょっとわざとらしいというか、映画の盛り上がりのために作ったなと思うところもありますが、それがパニック映画の醍醐味ですし、まあいいかなと思います。でも、主人公たちはみんな天才肌でなかなか面白い人たちだったので、3人も亡くなってしまって残念です。彼らの新たな話とか見たかったのになと思いました。いろいろ雑なところはありますが、パニック映画らしいパニック映画ですし、こういうB級映画をもっと見たいです。