モンスター (2003年の映画)

モンスター (2003年の映画)のレビュー・評価・感想

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モンスター (2003年の映画)
8

アイリーンの悲哀

実在した元娼婦の連続殺人犯、アイリーン生涯を映画化したものです。アイリーンは、シャーリーズ・セロンが演じています。決して美人ではなかったアイリーンを、美人のシャーリーズが演じるとはどんな感じなのかなと思いましたが、さすが女優さんです。いつもの彼女ではなく、アイリーンになりきっていました。美人からそうでない人まで、誰でも演じられるから女優なんだなと思いました。アイリーンは、確かに金のため、大好きな彼女のために人を殺してるし、自分勝手な人だけど、同時に悲しい、かわいそうな人だと思いました。アイリーンはモンスターか、モンスターだとしても、そうならざるを得なかったのではないかと映画を観終わったあと、色々考えてしまい、暗くなってしまいました。実話といっても映画だから誇張があるんだろうなと思ってアイリーンのことを調べてみると、実際はもっとひどい目にもあってて、すごく落ち込みました。一回愛したら2度と離れてはいけないわけではないし、クリスティーナ・リッチを責めてはいけないと思うけど、アイリーンにとってどれだけ大事な人だったかと思うと、悲しくて見てられませんでした。なかなかハードな作品ですが、後味が悪い系が好きな人にはオススメです