モンスター (2003年の映画)

モンスター (2003年の映画)

『モンスター』(Monster)とは、実在した元娼婦の連続殺人犯アイリーン・ウォーノスの生涯を描いた、2003年のアメリカ合衆国の犯罪伝記映画である。パティ・ジェンキンスが監督と脚本を務め、シャーリーズ・セロンが主演した。それまで美人の役柄が多かったセロンが、約14kgの増量と特殊メイクを施して役に挑み、その迫真の演技が世界的に絶賛された。
物語は、娼婦のアイリーン・ウォーノスがバーで同性愛者のセルビー・ウォールと出会い恋に落ちることから始まる。二人の生活費やホテル代を稼ぐため客をとったアイリーンは、客からの暴行を受けたことから逆に相手を殺害してしまう。社会的な常識や職業訓練のない彼女がまともな職に就くことは困難だったため、金銭的な窮地と社会からの絶望に追い詰められた彼女は再び売春に戻り、さらなる殺人を重ねていくことになる。
本作は第76回アカデミー賞の主演女優賞や第54回ベルリン国際映画祭の銀熊賞(女優賞)、ゴールデングローブ賞の主演女優賞(ドラマ部門)など数々の映画賞を受賞し、高く評価された。

fuchan_y15t9のレビュー・評価・感想

モンスター (2003年の映画)
8

アイリーンの悲哀

実在した元娼婦の連続殺人犯、アイリーン生涯を映画化したものです。アイリーンは、シャーリーズ・セロンが演じています。決して美人ではなかったアイリーンを、美人のシャーリーズが演じるとはどんな感じなのかなと思いましたが、さすが女優さんです。いつもの彼女ではなく、アイリーンになりきっていました。美人からそうでない人まで、誰でも演じられるから女優なんだなと思いました。アイリーンは、確かに金のため、大好きな彼女のために人を殺してるし、自分勝手な人だけど、同時に悲しい、かわいそうな人だと思いました。アイリーンはモンスターか、モンスターだとしても、そうならざるを得なかったのではないかと映画を観終わったあと、色々考えてしまい、暗くなってしまいました。実話といっても映画だから誇張があるんだろうなと思ってアイリーンのことを調べてみると、実際はもっとひどい目にもあってて、すごく落ち込みました。一回愛したら2度と離れてはいけないわけではないし、クリスティーナ・リッチを責めてはいけないと思うけど、アイリーンにとってどれだけ大事な人だったかと思うと、悲しくて見てられませんでした。なかなかハードな作品ですが、後味が悪い系が好きな人にはオススメです