ディーパンの闘い
『ディーパンの闘い』(Dheepan)とは、ジャック・オーディアールが監督・脚本を手がけた2015年のフランスのクライム・ドラマ映画である。モンテスキューの『ペルシア人の手紙』にインスパイアされており、スリランカ内戦で妻子を失い、フランスへと逃れた元タミル・タイガーの兵士を描いている。タイトルキャラクターは、実際に元少年兵であったアントニーターサン・ジェスターサンが演じた。
ストーリーは、スリランカの民族紛争で家族を失った独立派の兵士シバダーサンが、フランスへの難民申請のために他人名義の家族パスポートを購入し、見知らぬ女性ヤリニや孤児の少女イラヤルと共に「ディーパン」という偽りの家族としてパリ郊外の荒れた団地にたどり着くところから始まる。団地の管理人として働きながら静かに暮らそうとするディーパンだったが、麻薬組織の抗争やかつての上官との再会に巻き込まれていく。血塗られた過去の戦闘スキルが呼び覚まされ、家族を守るために戦いに身を投じる主人公の姿と、その後の新しい生活が描かれる。
第68回カンヌ国際映画祭では最高賞にあたるパルム・ドールを受賞し、フランスのセザール賞においても作品賞や監督賞をはじめとする多数の部門でノミネートされるなど、国内外で高い評価を獲得した。
- 総合評価9.0点
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