猫絵十兵衛 御伽草紙

猫絵十兵衛 御伽草紙

『猫絵十兵衛 御伽草紙』(ねこえじゅうべえ おとぎそうし)とは、永尾まるによる漫画作品である。少年画報社の猫専門漫画雑誌『ねこぱんち』にて2007年4月号から連載されている。
江戸時代を舞台に、大勢の猫が居着く「猫丁長屋」(三笠長屋)を主な舞台として物語が展開される。鼠除けの「猫絵」を描く腕利きの猫絵師・十兵衛と、猫の言葉を理解しキセルをくわえた元猫仙人の猫又であるニタのコンビを中心に据え、二人の周囲で起こる様々な出来事を描いた一話完結形式の作品である。作中にはニタをはじめとする複数の猫又や化け猫、人に災いをもす存在なども登場し退治譚が描かれることもあるが、基本的には猫を中心とした日常に少しばかりの不思議が混じった心温まる人情話が主軸となっている。
作者である永尾まるは、古今東西の猫に関する民話からヒントを得ており、実在の浮世絵師である歌川国芳を登場人物のモデルに起用したり、伊豆の長八といった実在の職人や江戸時代の様々な物売り、町人の風俗、季節折々の年中行事や風習を細やかに作中に盛り込んでいるのが特徴となっている。

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