ギャラクシー・クエスト / Galaxy Quest

ギャラクシー・クエスト / Galaxy Questのレビュー・評価・感想

ギャラクシー・クエスト / Galaxy Quest
8

不朽の名作SF映画『スタートレック』へのオマージュでありパロディでもある『ギャラクシークエスト』

『ギャラクシークエスト』は1999年に公開された米国のSFコメディ映画で、監督はディーン・パリゾット、脚本はデヴィッド・ホワードとロバート・ゴードンです。本作はSF映画『スタートレック』とそのファン層に対するパロディとオマージュで、出演者はティム・アレン、シガニィ・ウィーバー、アラン・リックマン、トニー・シャルーブ、サム・ロックウェル、ダリル・ミッチェルです。この映画は、架空のカルト的な人気のテレビシリーズ『ギャラクシークエスト』のキャストを描いており、そのキャストらは地球を訪れた異星人によってテレビシリーズが実際のドキュメンタリーであると誤解されて、現実の星間戦争に巻き込まれることになります。
本作は中程度のヒット作となって、批評家たちには好意的に受け止められました。ヒューゴ賞やネビュラ賞(最優秀脚本賞)を獲得し、最優秀SF賞、最優秀監督賞(パリゾット)、最優秀女優賞(ウィーバー)、最優秀助演賞(リックマン)、最優秀男優賞(アレン)で10部門のサターン賞を獲得しています。
『ギャラクシークエスト』はカルト的な地位を獲得し、特に『スタートレック』のファンは好意的にこのパロディ作品を受け止めました。

ギャラクシー・クエスト / Galaxy Quest
10

スペースドラマの役者たちが本物のスペース戦争に!

熱狂的なファンのいる人気のスペースドラマの役者たちが、彼らを本物のスペースレンジャーだと信じている宇宙人に依頼を受けて、それが何かのイベントだと思い、本当に宇宙に行っちゃう話。とてもおもしろいコメディです。最初、割りのいい仕事だと思って引き受けたのですが、本当に宇宙に行っちゃったときのみんなの驚きや嘘を知らない宇宙人の無邪気さ、意味のないアクションをする役者など、すれ違いコントのようでとてもおもしろいです。さらに、この映画のいいところは宇宙に行った役者たちのドラマがイベントがあるほど、人気のドラマで、地球上のファンも映画の展開に関わっているところ。あれはドラマなんだ、嘘の世界だとおもいながら、主人公から、今宇宙にいて、君の知識を借りたいみたいな通信があると、やっぱり本当のことだったんだと興奮しちゃう少年とか、オタクあるあるで共感しちゃいます。あのオタク仲間たちの結束とかを見ると、わたしもそういう何かコアに分析とかするほど何かにハマれたら楽しいだろうなと思いました。宇宙系のドラマ、映画には実際にコアなファンがたくさんいるし、そういう人からしたら、抜群におもしろい設定のえいがなのではないでしょうか。とにかくおもしろいのでオススメです。