ピース オブ ケイク / PIECE OF CAKE

ピース オブ ケイク / PIECE OF CAKE

『ピース オブ ケイク』とは、『FEEL YOUNG』にて2003年8月号から2009年1月号まで連載されていたジョージ朝倉による漫画、およびそれを原作とした実写映画作品である。単行本は祥伝社から全5巻が刊行されている。20代女性のリアルで切ない恋模様や葛藤を描いた作品で、2015年には田口トモロヲ監督、多部未華子と綾野剛の主演により実写映画化された。
主人公である24歳の梅宮志乃(うめみや しの)が、惰性で付き合っていた恋人と別れた後に引っ越した新天地で、隣人でありバイト先の店長である菅原京志郎(すがはら きょうしろう)に恋をしたことから展開される恋愛群像劇である。同棲していた彼女に去られ傷ついた京志郎と、過去の恋愛のトラウマや自分本位な関係に悩んできた志乃が、互いに惹かれ合いながらも不安定な感情や周囲の人間模様に翻弄される姿が描かれている。
実写映画版では多部未華子が主人公の志乃役、綾野剛が京志郎役を演じたほか、松坂桃李らが共演した。同作は国内外の映画賞でも高く評価され、綾野剛が第7回TAMA映画賞最優秀男優賞を受賞したほか、多部未華子が第25回日本映画プロフェッショナル大賞および第25回日本映画批評家大賞で主演女優賞を受賞するなど、高い評価を獲得している。

ピース オブ ケイク / PIECE OF CAKEのレビュー・評価・感想

ピース オブ ケイク / PIECE OF CAKE
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リアルな20代の恋愛を描いた漫画

『ピース オブ ケイク』は2003年から2008年に渡って女性漫画誌『FEEL YOUNG』に掲載されたジョージ朝倉の漫画です。単行本は大判コミックとして出版されています。

主人公は20代で都心に暮らすフリーターの志乃。昔に目指していた夢はあったけれど、自分には才能がないと諦め、生活のためにバイトする毎日。モテるというわけではないけど、それなりに言い寄ってくれる人はいて、そういう相手を受け入れて恋愛をしてきています。でもそれはその場しのぎだったりして、男性に対して素直に心を見せているわけではありませんでした。
しかし、たまたま引っ越した先のアパートの隣の住人である京志郎と出会ったことで、志乃の心には火がつき、運命も回りはじめるという恋愛ストーリーです。

作者のジョージ朝倉は登場人物のリアルな感情や、その場の空気の動きを描くことが秀逸な漫画家ですが、この作品でもその特徴がよく出ています。特に、都会で生きる若者にとっては痛いほど共感できる部分があるでしょう。登場人物はみんな完璧ではなく、自分の身の回りにも思い当たるようなキャラクターで、そのダメな部分も含めて愛せる漫画です。
また、主人公の志乃がファッション関係の仕事を目指していただけあって、髪型や服装がおしゃれなところも楽しめます。