ゴーストバスターズ

ゴーストバスターズのレビュー・評価・感想

ゴーストバスターズ
9

いつ見てもおもしろい

1984年の作品ですが、いつ見ても全然面白いです。最初、こいつらが何をするのかわからない、ただの日常(なんか、催眠術研究みたいな)シーンで、すでに面白かったので、こいつらキャラのバランスがいいのだなと思いました。ビル・マーレイとかそんなかっこいいとも思えないけど、プレイボーイっぽく見えるから不思議です。他の二人も真面目系とおとぼけ系で、これぞトリオって感じです。シガニー・ウィーバーやその隣人役の役者さんも個性的なかおをしているし、キャスト陣からいっても、コメディ要素たっぷりだなと思います。お化けたちはあんまり怖くなく、でも作り物すぎず、幽霊に見えるっちゃあ、見えるし、それを掃除機みたいなので吸い取るとか楽しそうな仕事だなと思いました。なんか、お化けとはこういうもんだというイメージ通りのお化けなので、この映画がみんなのイメージを作り上げたのではないかなと思いました。最後に出てくるマシュマロマンも、さすが、映画史に残るシーンだけあって、ユーモラスだけど不気味で、ある意味怖いなって感じでした。あの場面がくるといつも笑っちゃうし、私なら何を思い浮かべるだろう?とか考えちゃいます。ちょっと長めの作品なのですが、何度も見てしまう、面白い映画です。

ゴーストバスターズ
8

SFコメディ洋画感想

1984年に公開されたアメリカのSFコメディ映画で、映画自体大ヒットを記録し、当時社会現象を巻き起こしたほどの影響を与えた作品です。
主なあらすじは霊体の研究をしていた3人の科学者が大学から費用を打ち切られ端を機に幽霊退治の会社「ゴーストバスターズ」を立ち上げて各地で起こる怪奇現象に挑むという流れとなっています。
幽霊を扱っている作品ですがホラー要素は皆無で(登場するゴーストもユニークなデザインのものが多いですし)、主人公4人の軽妙な掛け合いといい、本作を語る上で実にお有名なテーマ曲といい、終始コメディタッチな作風として仕上がっていて、クライマックスでは邪神との闘いになってもそのノリは変わらないので最初から最後まで肩の力を抜いて楽しめる作品なのも本作がとっつきやすい印象をうけるのかもしれません。
また、劇中登場するゴースト捕獲機から発せられるロープのようなビームのインパクトも本作では有名なシーンの一つといえます。
本作を象徴するゴースト達も恐ろしい風貌のものもいますが、ゴーストバスターズが最初に捕獲するスライマーなど前述のようにコメディ的なデザインで、クライマックスでは邪神ゴーザが変身したマシュマロマンがそのシュールな容姿と裏腹な怪獣映画的な演出で現れるのも今見てもインパクトが絶大で(笑)、それらの要素が見事にマッチして当時大ヒットを記録したんだなと思いました。

ゴーストバスターズ
8

SFコメディのお手本

レンタルで見ました。1984年公開ということで、あの「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の1年前にこのクオリティのSFコメディがあるのかと大変驚きました。この映画の良さはなんといってもテンポのよさです。物語がサクサク進んでいきます。ビル・マーレイ演じるピーター・ベンクマン博士はコロンビア大学で超常現象や幽霊の研究を行っています。しかし研究費を打ち切られ大学を追い出されたことをきっかけに、仲間と3人でゴーストバスターズを結成するのです。その後の彼らの活躍には目を見張るものがありました。そんなこんなで話題になったゴーストバスターズには仲間も加わり、4人で活動していきます。その後悪霊がニューヨークに集まり大変なことになりますが、このゴーストバスターズが無事解決するといった物語です(2で無事ではないことがわかりますが)。話のテンポもさることながら、そのテンポを邪魔しない程度のジョークの掛け合いも注目ポイントです。見ていて後味が非常によい軽快な105分間です。また、この映画のもう1つのポイントは音楽です。随所随所に流れる気持ちを高ぶらせてくれる曲達は、今もなおゴーストバスターズが色あせずに人気ある、確かな要因の1つでしょう。