かつて一躍スターダムにのし上がった、英ボーイズグループ
One Direction（ワン・ダイレクション）は、イギリスのオーディション番組「Xファクター」から、音楽プロデューサーであるサイモン・コーウェルによって2010年に結成された、ソニー・ミュージック所属の5人からなるボーイズグループです。
メンバーは、ハリー・スタイルズ、リアム・ペイン、ナイル・ホーラン、ルイ・トムリンソン、ゼイン・マリク。5人ともがヴォーカルで構成されています。このグループ名を思いついたハリー・スタイルズによって名付けられました。グループの愛称は「1D」です。
2011年発表の曲「What Makes You Beautiful」によって、華々しくデビューし、国際的に知られるようになりました。
楽曲は、ポップ、ティーン・ポップ、ポップ・ロックなどのジャンルの曲を発表していき、若者を中心に支持を集めています。
その後、グループはアルバム「Take Me Home」（2012）、「Midnight Memories」（2013）、「Four」（2014）などを発表し、どのアルバムもトップチャート入りしています。
グループは順調にビルボード・ミュージック・アワードを6度も受賞するなど、数ある賞を何度も受賞し、活動期間中に200近いタイトルを獲得したといわれていて、人気を確固たるものにしていきます。
ところが順調に活動している中、2015年2月「On the Road Again Tour」中に、突然、メンバーのゼイン・マリクの脱退が発表されました。
これについて、他のメンバーたちはファンへメッセージを送ります。中でもハリーからはSNSを通して、ファンたちを「変わらず愛している」と気遣う場面もありました。
そんな最中でもツアー終了後には総額2億800万ドル以上売り上げる大成功を納めました。
しかし、メンバー脱退後初の2015年にリリースされた楽曲「Drag Me Down」と同時に、2016年にワン・ダイレクションが活動休止する発表がされました。
初めは8ヶ月の活動休止という発表でしたが、2016年には活動休止が永続的になると主張する記事が出ましたが、グループはそれを否定しています。2021年現在も活動の再開はされていません。
メンバーがそれぞれのソロ活動をしていく中でファンの間にも復活を望む声があり、憶測する者も絶えません。復活こそしていないなかでも根強く愛されているボーイズグループです。