ユリ熊嵐

ユリ熊嵐

『ユリ熊嵐』とは、2015年1月から3月まで放送された日本のテレビアニメ作品である。このアニメは、『少女革命ウテナ』や『輪るピングドラム』を手掛けた幾原邦彦監督によるオリジナルアニメ作品で、SILVER LINK.にとって初のオリジナル作品となった。
この作品のタイトル「ユリ熊嵐」は、「ユリが熊と出会って嵐が起こる」という意味を込められている。アニメの舞台やストーリーには、人間と熊の関係が強調されており、特異な設定が特徴である。
舞台は、宇宙に浮かぶ小惑星「クマリア」が爆発し、地球上のクマが凶暴化して人間を襲うようになった世界である。人間とクマの間には「断絶の壁」が築かれ、お互いに対立している。物語は、人間とクマの転校生である百合城銀子(ゆりしろ ぎんこ)と百合ヶ咲るる(ゆりさき るる)が、学園での生活や複雑な人間関係に巻き込まれる様子を描いている。
このアニメは、百合(ガールズラブ)の要素を含み、ファンタジー的な世界観や寓意的なストーリー展開が特徴的である。キャラクターたちの複雑な感情や過去の因縁が物語の核となっており、人間とクマという異なる存在の共存や対立がテーマとなっている。

ユリ熊嵐のレビュー・評価・感想

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ユリ熊嵐
10

いい百合を見た…ユリ熊嵐!!

熊と人間が隔たれた世界…そこでとある学園に通う主人公椿輝紅羽。少女には大切な友人泉乃純花という少女がいた。しかし純花は熊に食べられてしまう。大切な友人を食べられ、熊を許さないと誓った紅羽。そんな時に転校生百合城銀子、百合ヶ咲るるたちが転校してくる。なんとこの二人は熊で…!!というのがまずこの物語の概要だ。正直最初4、5話ぐらいまでよくこの面白さがわからず、ただ可愛い女の子たちが百合百合しくしているのを見ていただけだったがだんだん物語が進むにつれて彼女たちの関係、過去…様々なものが明らかになりもう最後には彼女たちの幸せのひたすら願うことしかできなかった…最終回は泣いた。なんというか社会内の問題がオマージュされた部分(LGBT、人間関係問題など)なかなか考えさせられるストーリーだったと思う。人と熊という異種間での内容だがうまくまとまっていて個人的には見やすかったように思える。次々と熊に食べられていく少女。友達だと思っていた隣の彼女が熊だったときの驚きがすごかった。え…お前も熊だったんか…あとはだだひたすらに女の子が可愛い。これはとても大事だ。百合城銀子をみんなみろ。がうがう。ただの百合アニメと侮るなかれ。ぜひ一度は見て欲しいと私からは強くオススメする。